坂下昇 (アメリカ文学者)
人物・来歴
編集鹿児島県生まれ。1943年東京帝国大学文学部卒。 戦後通商産業省勤務ののち、1952年ニューヨーク大学大学院法学研究科修了、1965年までビジネスマンとして滞米。 淑徳短期大学教授を務め、メルヴィル全集を独自の訳語で翻訳、1983年日本翻訳文化賞を受賞した。
著書
編集- 『アメリカニズム 言葉と気質』(岩波新書) 1979
- 『アメリカン・スピリット』(講談社現代新書) 1981
- 『現代米語コーパス辞典』(講談社現代新書) 1983
- 『現代米語慣用句コーパス辞典』(講談社現代新書) 1984
- 『オカルト』(講談社現代新書) 1986
共編著
編集翻訳
編集- 『ヴィクトリア女王』(リットン・ストレェイチイ、三邦出版社) 1941
- 『エブラハム・リンカーン』全3巻(カール・サンドバーグ、新潮社) 1972
- 『グリーン家殺人事件』(ヴァン・ダイン、講談社文庫) 1975
- 『殺しはフィレンツェ仕上げで』(ハーシュバーク、講談社文庫) 1976
- 『バック・ファンショーの葬式 他13篇』(マーク・トウェイン、岩波文庫) 1977
- 『トム・ソーヤの冒険』(マーク・トウェイン、講談社文庫 1978年)
- 『さらばいとしのローズ』(ジャン・ポッツ、講談社文庫) 1979
- 『リンカーンの時代 危機に立つアメリカ民主主義』(アラン・ネヴィンズ、講談社) 1981
- 『ホーソーン短篇小説集』(ナサニエル・ホーソーン、岩波文庫) 1993
ハーマン・メルヴィル
編集- 『白鯨 モビー・ディック』上・下(ハーマン・メルヴィル、講談社文庫) 1973
- 『ビリー・バッド』(ハーマン・メルヴィル、岩波文庫) 1976
- 『幽霊船』(ハーマン・メルヴィル、岩波文庫) 1979:他は「バートルビー」
- 『メルヴィル全集 第1巻 タイピー』(国書刊行会) 1981、のち福武文庫 1987
- 『メルヴィル全集 第2巻 オムー』(国書刊行会) 1982
- 『メルヴィル全集 第3・4巻 マーディ』(国書刊行会) 1981
- 『メルヴィル全集 第5巻 レッドバーン』(国書刊行会) 1982
- 『メルヴィル全集 第6巻 白いジャケツ』(国書刊行会) 1982
- 『メルヴィル全集 第7・8巻 白鯨』(国書刊行会) 1982
- 『メルヴィル全集 第9巻 ピエール』(国書刊行会) 1981
- 『メルヴィル全集 第10巻 ビリー・バッド他』(国書刊行会) 1982
- 『メルヴィル全集 第11巻 信用詐欺師』(国書刊行会) 1983