坂詰姫野

日本のテニス選手

坂詰 姫野(さかつめ ひめの、2001年8月3日 - )は、新潟県上越市出身の女子プロテニス選手。WTAランキング自己最高位はシングルス170位、ダブルス504位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。橋本総業ホールディングス所属。

坂詰 姫野
Himeno Sakatsume
基本情報
フルネーム Himeno Sakatsume
国籍 日本の旗 日本
出身地 新潟県上越市
生年月日 (2001-08-03) 2001年8月3日(22歳)
身長 158cm
利き手 右利き
バックハンド 両手打ち
キャリア自己最高ランキング
シングルス 170位(2023年5月10日)
ダブルス 504位(2023年4月3日)
2023年5月10日現在

来歴 編集

ジュニア時代 編集

新潟県上越市黒井出身であり[1]、実家は和菓子屋の坂詰菓子本店である[2]。幼稚園年長で初めてテニスに触れ、上越教育大学附属小学校1年の時にテニススクールに通い始めた[2]上越教育大学附属中学校に進学すると[3]、中学1年と中学2年の時には全国選抜ジュニアテニス大会で2年連続ベスト4に入り、全日本ジュニアテニス選手権では中学2年でベスト4、中学3年で準優勝した[2]。中学3年時の2016年には全国中学生テニス選手権大会で優勝した[2]

高校は山梨学院高等学校に進学したが、2年への進級時に通信制の翔洋学園高等学校に転向し、テニスアカデミーのTeam YUKAに加入した[2]。高校2年時に全日本ジュニアテニス選手権で優勝し、高校2年終了後の2019年春にプロ転向した[2]

プロ転向後 編集

2021年10月の全日本テニス選手権では準々決勝で川村茉那に敗れたが、過去最高成績のベスト8となった[4]

2022年10月に開催された全日本テニス選手権には第1シードとして出場し、2回戦で照井妃奈、3回戦で澤柳璃子、準々決勝で西郷里奈、準決勝で伊藤あおい、決勝で小堀桃子を破って優勝した[4]。新潟県出身者としては初の優勝である[5]

2023年4月には後援会が発足し、地元選出の国会議員や新潟県議会議員も出席した[1]。5月にはITF女子ワールドテニスツアーW80のカンガルーカップ国際女子オープンテニスで優勝し、ITFツアーでは自身5度目の優勝を、W80クラスでは自身初優勝を果たした[6]

ITF女子ツアー決勝結果 編集

シングルス: 8回(5勝4敗) 編集

結果 日付 大会 カテゴリ サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 2018年9月   ITF京都 15,000 ハード   荒川晴菜 3–6, 6–3, 6–1
優勝 2019年12月   ITFノンタブリー 15,000 ハード   ニギナ・アブドゥライモワ 7–6, 5–7, 6–1
優勝 2021年5月   ITFモナスティル 15,000 ハード   細木咲良 6–4, 7–5
優勝 2021年6月   ITFモナスティル 15,000 ハード   細木咲良 7–5, 7–5
準優勝 2021年8月   ITFモナスティル 15,000 ハード   輿石亜佑美 3–6, 6–7
準優勝 2022年7月   ITFチャールストン 100,000 クレー   キャロル・ジャオ 6–3, 4–6, 4–6
準優勝 2023年3月   ITFトロント 25,000 ハード   キャサリン・セボフ 4–6, 6–7
準優勝 2023年3月   ITFフレデリクトン 25,000 ハード   ガブリエラ・ナッツソン 4–6, 4–6
優勝 2023年5月   カンガルーカップ 80,000 ハード   ケイティー・ボールター 7–5, 6–3

シングルス: 2回(1勝1敗) 編集

結果 日付 大会 カテゴリ サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 2020年9月   ITFポルト 15,000 ハード   フリア・パジョラ   カロリーナ・アウヴェス
  マリナ・バソルス・リベラ
3–6, 6–4, [7–10]
優勝 2021年6月   ITFモナスティル 15,000 ハード   細木咲良   エマ・デイヴィス
  ローレン・プロクター
7–5, 2–6, [10–8]


脚注 編集

外部リンク 編集