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沿革編集

1970年、ビリー・ジーン・キングロージー・カザルスらは全米テニス協会に対し、男女の賞金格差を是正しないのなら、また女子選手にも注目が浴びるようメディアに働き掛けをしないのなら、パシフィック・サウスウエスト・チャンピオンシップをボイコットすると迫った。全米テニス協会は彼女らの要求を拒否。そのためキングらは『ワールド・テニス』創刊者のグラディス・ヘルドマンの力を借りて、女性だけのトーナメント「1970 Virginia Slims Invitational」を同年9月23日から26日にかけてテキサス州ヒューストンで開催した。このトーナメントにはキングとカザルスのほか、ジュディ・テガートジュリー・ヘルドマンケリー・レイドナンシー・リッチーらも出場。優勝を手にしたのはカザルスであった。

「1970 Virginia Slims Invitational」に関わった選手らによって1973年6月に設立されたのが女子テニス協会である。結成時の選手は9人で、彼女らは「the Original 9」と呼ばれる。

トーナメントのカテゴリー編集

  1. グランドスラム
  2. WTAファイナルズ(年間最終戦のうち上位1~8位の選手が参加する大会、賞金総額700万ドルの大会)
  3. WTAエリート・トロフィー(年間最終戦のうち上位9~20位の選手が参加する大会)
  4. プレミアトーナメント(旧ティアI、IIに相当)
  5. インターナショナルトーナメント(旧ティアIII、IVに相当)
  6. WTA 125Kシリーズ(チャレンジャー・シリーズとして2012年に新設)

ランキング編集

ランキングは各大会ごとに異なり、たとえば、グランドスラム大会で優勝すると2000ポイントが加算される。各ポイント数は次のとおり。

大会のカテゴリー 優勝 準優勝 準決勝 準々決勝 ベスト16 ベスト32 ベスト64 ベスト128 予選通過 予選3回戦 予選2回戦 予選1回戦
グランドスラム(S) 2000 1300 780 430 240 130 70 10 40 30 20 2
グランドスラム(D) 2000 1300 780 430 240 130 10 - 40 - - -
WTAファイナル +750 +330 (ラウンドロビン1勝につき250点 敗れても125点獲得) - - -
プレミア・マンダトリー(96S) 1000 650 390 215 120 65 35 10 30 - 20 2
プレミア・マンダトリー(64S) 1000 650 390 215 120 65 10 - 30 - 20 2
プレミア・マンダトリー(28/32D) 1000 650 390 215 120 10 - - - - - -
プレミア5 (56S, 64Q) 900 585 350 190 105 60 1 - 30 22 15 1
プレミア5 (56S, 48/32Q) 900 585 350 190 105 60 1 - 30 - 20 1
プレミア5 (28D) 900 585 350 190 105 1 - - - - - -
WTAエリート・トロフィー +460 +200 (ラウンドロビン1勝につき120点 敗れても40点獲得) - - -
プレミア(56S) 470 305 185 100 55 30 1 - 25 - 13 1
プレミア(32S) 470 305 185 100 55 1 - - 25 18 13 1
プレミア(16D) 470 305 185 100 1 - - - - - - -
インターナショナル(32S, 32Q) 280 180 110 60 30 1 - - 18 14 10 1
インターナショナル(32S 24/16Q) 280 180 110 60 30 1 - - 18 - 12 1
インターナショナル(16D) 280 180 110 60 1 - - - - - - -
WTA 125Kシリーズ (48S, 4Q) 160 95 57 29 15 8 1 - 4 - - 1
WTA 125Kシリーズ (32S, 16Q) 160 95 57 29 15 1 - - 6 - 4 1
WTA 125Kシリーズ (32S, 8Q) 160 95 57 29 15 1 - - 6 - - 1
WTA 125Kシリーズ (16D) 160 95 57 29 1 - - - - - - -
WTA 125Kシリーズ (8D) 160 95 57 1 - - - - - - - -
ITF W100 +H (32S) 150 90 55 28 14 1 - - 6 - 4 -
ITF W100 +H (16D) 150 90 55 28 1 - - - - - - -
ITF W100 (32S) 140 85 50 25 13 1 - - 6 - 4 -
ITF W100 (16D) 140 85 50 25 1 - - - - - - -
ITF W80 +H (32S) 130 80 48 24 12 1 - - 5 - 3 -
ITF W80 +H (16D) 130 80 48 24 1 - - - - - - -
ITF W80 (32S) 115 70 42 21 10 1 - - 5 - 3 -
ITF W80 (16D) 115 70 42 21 1 - - - - - - -
ITF W60 +H (32S) 100 60 36 18 9 1 - - 5 - 3 -
ITF W60 +H (16D) 100 60 36 18 1 - - - - - - -
ITF W60 (32S) 80 48 29 15 8 1 - - 5 - 3 -
ITF W60 (16D) 80 48 29 15 1 - - - - - - -
ITF W25 +H (32S) 60 36 22 11 6 1 - - 2 - - -
ITF W25 +H (16D) 60 36 22 11 1 - - - - - - -
ITF W25 (32S) 50 30 18 9 5 1 - - 1 - - -
ITF W25 (16D) 50 30 18 9 1 - - - - - - -
ITF W15 +H/W15 (32S) 10 6 4 2 1 - - - - - - -
ITF W15 +H/W15 (16D) 10 6 4 1 - - - - - - - -

※ ITFトーナメントでのポイントは、2019年度より改定。

※ ITF $15,000+H及びITF $15,000は、2019年度よりWTAポイントの対象外としたが、2019年8月5日より上記のポイントが加算される。

記録編集

歴代シングルス1位選手編集

順位 国籍 選手
1.   シュテフィ・グラフ 377
2.  
 
マルチナ・ナブラチロワ 332
3.   セリーナ・ウィリアムズ * 319
4.   クリス・エバート 260
5.   マルチナ・ヒンギス 209
6.  
 
モニカ・セレシュ 178
7.   ジュスティーヌ・エナン 117
8.   リンゼイ・ダベンポート 98
9.   キャロライン・ウォズニアッキ * 71
10.   シモナ・ハレプ * 64
11.   ビクトリア・アザレンカ * 51
12.   アメリ・モレスモ 39
13.   アンゲリク・ケルバー * 34
14.   ディナラ・サフィナ 26
15.   大坂なおみ * 25
16.   トレーシー・オースチン 21
  マリア・シャラポワ *
18.   キム・クライシュテルス 20
19.   エレナ・ヤンコビッチ * 18
20.   ジェニファー・カプリアティ 17
21.   アランチャ・サンチェス・ビカリオ 12
  アナ・イバノビッチ
  アシュリー・バーティ * 12
24.   ビーナス・ウィリアムズ * 11
25.   カロリナ・プリスコバ * 8
26.   ガルビネ・ムグルサ * 4
27.   イボンヌ・グーラゴング 2
* - 現役選手

在位総週は2019年10月7日時点での記録*
太字 は現役1位
シングルス最高位1位の選手は27人いる。

歴代ダブルス1位選手編集

順位 国籍 選手
1.   マルチナ・ナブラチロワ 237
2.   リーゼル・フーバー 199
3.   カーラ・ブラック 163
4.   リサ・レイモンド 137
5.   ナターシャ・ズベレワ 124
6.   アランチャ・サンチェス・ビカリオ 111
7.   ロベルタ・ビンチ 110
8.   サニア・ミルザ * 91
9.   マルチナ・ヒンギス 90
10.   サラ・エラニ * 87
  パオラ・スアレス
12.   ジジ・フェルナンデス 80
13.   ヘレナ・スコバ 68
14.   ヤナ・ノボトナ 67
15.   ビルヒニア・ルアノ・パスクアル 65
16.   サマンサ・ストーサー * 61
17.   パム・シュライバー 48
18.   杉山愛 45
19.   詹詠然 * 34
20.   カテリナ・シニアコバ * 33
21.   リンゼイ・ダベンポート 32
  ベサニー・マテック=サンズ *
23.   ヒセラ・ドゥルコ 24
24.   彭帥 * 20
25.   フラビア・ペンネッタ 18
26.   ジュリー・アラール=デキュジス 14
27.   ティメア・バボシュ * 13
28.   バルボラ・クレイチコバ * 12
  バルボラ・ストリコバ *
30.   アンナ・クルニコワ 10
  クベタ・ペシュケ *
  カタリナ・スレボトニク *
33.   セリーナ・ウィリアムズ * 8
  ビーナス・ウィリアムズ *
35.   コリーナ・モラリュー 7
36.   ルーシー・サファロバ 6
  クリスティナ・ムラデノビッチ * 6
38.   謝淑薇 * 5
  エカテリーナ・マカロワ *
  エレーナ・ベスニナ *
41.   キム・クライシュテルス 4
  ラリサ・ネーランド
43.   レネ・スタブス 3
* - 現役選手

在位総週は2019年10月7日時点での記録*
太字 は現役1位
ダブルス最高位1位の選手は43人いる。

歴代シングルス優勝数編集

順位 国籍 選手
1.  
 
マルチナ・ナブラチロワ 167
2.   クリス・エバート 157
3.   シュテフィ・グラフ 107
4.   マーガレット・スミス・コート 92
5.   セリーナ・ウィリアムズ* 72
6.   イボンヌ・グーラゴング 68
7.   ビリー・ジーン・キング 67
8.   リンゼイ・ダベンポート 55
  バージニア・ウェード
10.  
 
モニカ・セレシュ 53
11.   ビーナス・ウィリアムズ* 49
12   ジュスティーヌ・エナン 43
  マルチナ・ヒンギス
14.   キム・クライシュテルス 41
15.   マリア・シャラポワ * 36
* - 現役選手

優勝数は2019年10月7日時点での記録*

歴代シングルスマッチ勝利数編集

順位 国籍 選手
1.  
 
マルチナ・ナブラチロワ 1442
2.   クリス・エバート 1304
3.   シュテフィ・グラフ 900
4.   バージニア・ウェード 839
5.   セリーナ・ウィリアムズ* 826
6.   ビーナス・ウィリアムズ* 811
7.   アランチャ・サンチェス・ビカリオ 759
8.   リンゼイ・ダベンポート 753
9.   コンチタ・マルティネス 739
10.   イボンヌ・グーラゴング 704
* - 現役選手

勝利数は2019年10月7日時点での記録*

歴代ダブルス優勝数編集

順位 国籍 選手
1.  
 
マルチナ・ナブラチロワ 177
2.   ロージー・カザルス 112
3.   パム・シュライバー 106
4.   ビリー・ジーン・キング 101
5.   ナターシャ・ズベレワ 80
6.   リサ・レイモンド 79
7.   ヤナ・ノボトナ 76
8.   ジジ・フェルナンデス 69
  アランチャ・サンチェス・ビカリオ
  ヘレナ・スコバ
11.   ラリサ・ネーランド 66
12.   マルチナ・ヒンギス 64
13.   レネ・スタブス 60
  カーラ・ブラック
15.   ウェンディ・ターンブル 55
* - 現役選手

優勝数は2019年10月7日時点での記録*

生涯獲得賞金編集

順位 選手 生涯獲得賞金 (US$)
1.   セリーナ・ウィリアムズ * 92,543,816
2.   ビーナス・ウィリアムズ * 41,733,512
3.   マリア・シャラポワ * 38,703,609
4.   キャロライン・ウォズニアッキ * 34,618,415
5.   シモナ・ハレプ * 33,498,021
6.   ペトラ・クビトバ * 30,561,637
7.   ビクトリア・アザレンカ * 30,355,505
8.   アンゲリク・ケルバー * 28,694,657
9.   アグニエシュカ・ラドワンスカ 27,683,807
10.   スベトラーナ・クズネツォワ * 25,125,937
11.   マルチナ・ヒンギス 24,749,074
12.   キム・クライシュテルス 24,442,340
13.   リンゼイ・ダベンポート 22,166,338
14.   シュテフィ・グラフ 21,895,277
15.  /  マルチナ・ナブラチロワ 21,626,089
16.   ジュスティーヌ・エナン 20,863,335
17.   ガルビネ・ムグルサ * 19,217,729
18.   エレナ・ヤンコビッチ * 19,089,259
19.   サマンサ・ストーサー * 18,793,077
20.   カロリナ・プリスコバ * 18,292,518
32.   大坂なおみ *[1] 13,492,479
64.   杉山愛[2] 8,128,126
* - 現役選手(引退表明していない選手を含む)

獲得賞金総額は2019年10月7日時点での記録*

2019年ウィンブルドン選手権終了時点で獲得賞金が2000万ドルを超えている選手は16人いる。

圏外は日本人の最上位と引退者最上位のみ記載*

脚注編集

  1. ^ 日本人選手最上位にて記載
  2. ^ 日本人引退者最上位にて記載

関連項目編集

外部リンク編集