夕刊フジ杯麻雀女王決定戦
夕刊フジ杯争奪麻雀女王決定戦(ゆうかんフジはいマージャンじょうおうけっていせん)は、夕刊フジが主催する麻雀の女流雀士によるタイトル戦。
概要編集
- 馬場裕一率いる麻雀企画会社『バビロン』が大会運営している。
- 個人戦と団体戦(2~3名)でそれぞれ行われるのが特徴。(但し、第3期までは個人戦のみ)
- 対局場所は第5期までの決勝がアルバンのショールーム。第6期の個人と第7期はアルバンスタジオ、第6期の団体決勝はMJPSあきば、第8期以降の東日本リーグと混合での個人及び団体準決勝・決勝は日本プロ麻雀連盟の夏目坂スタジオで行われている。また、西日本リーグは大阪ブロックと個人及び団体のプレーオフが大阪の鳳凰ショールーム、名古屋ブロックは第6期が名古屋市の麻雀琥珀、第7~9期までは同市のひまわりと浜松しLOCK UP(第9期のみひまわりはクローバーとして開催)、第10期以降はひまわり単独での開催となっている。第12期は九州ブロックが福岡県大野城市のフォーラム配信対局フロアで開催された。
- 第4期まではアマチュアの参加が認められていたが、第5期から東日本リーグはプロ限定に規定が変更された。
- 第6期以降は従来の東日本リーグに加えて西日本リーグとの開催となる。なお新設された西日本リーグに限り第4期までと同様のプロ・アマ混合で開催される[1]。
- かつて対局の進行及び審判部長は五十嵐毅が務めていた。
- 第5期の個人決勝戦以降はニコニコ生放送で生中継された。また、第6期は馬場・近代麻雀編集部のスタッフ・出場した女流雀士2人で予選リーグを振り返るプレイバックが、ニコニコ生放送バンブーちゃんねるで定期的に放送され、第7期以降は完全生中継で配信されるようになった。西日本リーグは一括して雀サクッTVが生配信しているが、最終節及び個人プレーオフの半分は公正を決するため最終節の最後の組以外が後日録画、プレーオフの半分はディレイとして生配信されている。最後の組は生配信だが、ラストに西日本リーグの総合成績を発表している。また、名古屋ブロックは第2節から最終節までは対局終了後に望月雅継と共に前局の配信の中から気になったのをプレイバックしてそれに対する対策等を勉強する講座が行われている。
- 第6期より個人戦優勝者がプロの場合はMONDO TVの女流モンド杯への出場権が与えられていた[1][注 1]が、第9期からは女流モンド杯出場をかけた女流モンドチャレンジマッチへの出場権獲得へと変更されている。
- 2017年からはMONDO TVも開催に協力するようになり、モンド麻雀プロリーグ内で東日本リーグの模様がダイジェストで放送されたり、それぞれの準決勝と決勝に関しては単独での放送を行っている。また、それに伴い第12期から大会名を「夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ」に変更した。
- 第12期に限り西日本リーグは九州ブロックも行われていた。
ルール編集
- 第6期以前
- 点棒の合計で勝敗を競うものではなく着順を重視したシステムになっている。
- 1位(トップ)を3勝0敗、2位を2勝1敗、3位を1勝2敗、4位を0勝3敗として扱う。同着なら引き分け扱い。(例・1着2人同着なら両者とも2勝0敗1引分、2着2人同着なら両者とも1勝1敗1引分となる)
- 合計の勝敗による勝率で成績が決定される。
- 勝率が同じ場合は、素点の合計で決定。
- 第7期~2018
- 勝敗システムを廃止し、ポイント制に変更された。25000点持ちの30000点返しで、トップ者にはオカの20000点が加点。ウマは1位+20000点、2位+10000点、3位△10000点、4位△20000点。また、1回戦の集合時間に遅刻したチームは現在の得点から30000点の減点となる。
- 一発・裏ドラ・カンドラありのモンドルールに準拠。
- 2019以降
- 2018までのルールに加え、個人・団体ともに東日本リーグと準決勝以降は時間制限が追加。1回戦につき80分+1局で行われる。準決勝のシステムも変更となり、リーグでの個人上位数名とプレーオフを制した12名、またはリーグの各組首位と東日本リーグの各組2位のうち最も得点の高い1チーム(2019は2チーム)の計12チームが同じメンバーで3卓に分かれて3回戦を戦い、首位が決勝進出。2位と3位のうち得点が高い選手かチームが敗者復活戦に進出。翌日の敗者復活戦は1回戦勝負でトップが決勝に進出。その後の決勝は3回戦を行ってトップがその年の麻雀女王か優勝チームとなる。また、減点制も強化され、チームで現在の得点から75000点、所属プロは1人辺り同25000点の減点になった。
歴代優勝者編集
個人戦編集
(カッコ内は優勝当時の所属団体)
- 第1期 二階堂瑠美 (日本プロ麻雀連盟)
- 第2期 成瀬朱美 (日本プロ麻雀協会)
- 第3期 成瀬朱美 (同)
- 第4期 宇佐美うみ (最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 第5期 佐藤かづみ (同)
- 第6期 池沢麻奈美 (アマチュア)※現・日本プロ麻雀連盟
- 第7期 水瀬千尋 (日本プロ麻雀協会)
- 第8期 高宮まり (日本プロ麻雀連盟)
- 第9期 上野あいみ (日本プロ麻雀協会)
- 第10期 豊後葵 (同)
- 第11期 水瀬夏海 (同)
- 2018 水口美香(同)
- 2019 中野ありさ(最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 2020 内田みこ(日本プロ麻雀連盟)
- 2021 東城りお (同・セガサミーフェニックス)
- 2022 小宮悠(最高位戦日本プロ麻雀協会)
団体戦編集
- 第4期 JAJA雀
- 第5期 はこパラ
- 第6期 マーチャオ
- 第7期 Club NPM
- 第8期 Club NPM
- 第9期 かめきたざわ
- 第10期 雀サクッ
- 第11期 アルバン
- 2018 Club NPM
- 2019 fairy
- 2020 マーチャオ
- 2021 麻雀CABO
- 2022 九段下ノーブル
脚注編集
出典編集
- ^ a b バビィのバカヅキサイクロン