大分マート(おおいたマート)は、大分県大分市中央町にある商店街である。中央通りセントポルタ中央町を結ぶ路地に18区画の商店が並んでいる。

大分マート(中央通り側入口)

概要 編集

1911年(明治44年)に大分市本町(現中央町)で開店した糸園呉服店[注 1]が、1928年(昭和3年)に開いた糸園マートが前身である[1]

現在の大分マートは戦後間もない1946年(昭和21年)に完成したもので、かつては食品や日用品を求める客で賑わった。しかし、2008年(平成20年)には全18区画のうち半数の9区画が空き店舗になりシャッター通りと化していた[2]

2008年秋のチャレンジ!おおいた国体に合わせて、大分商工会議所、大分市観光協会等が運営する「おおいた国体ウエルカムイベント実行委員会」によって、2008年9月26日から10月13日までの期間限定で大分マートの空き区画を利用して大分の特産品を販売したり、名物料理を提供する「めじろん横丁」(めじろんはチャレンジ!おおいた国体のマスコットキャラクター)のイベントが開催された[3][4]

2022年全18区画が埋まり空き店舗がなくなった[2]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 中津市で約300年にわたり呉服卸売を営んでいた老舗の糸園商店が、大分市に開店した小売店。2013年頃まで、いとぞのとしてセントポルタ中央町で営業していた。しばらく空き店舗だったが跡地には2016年に岩尾ぶんぐ館が開店した。

出典 編集

  1. ^ 大分今昔 第四章 本町かいわい (PDF) 渡辺克己
  2. ^ a b 庶民の味で復活 大分マート空き店舗ゼロに”. 2012年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月19日閲覧。 大分合同新聞、2010年4月15日
  3. ^ 国体期間中「めじろん横丁」開設”. 2012年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月15日閲覧。 大分合同新聞、2008年6月11日
  4. ^ 「めじろん横丁」大分市にオープン”. 2008年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月15日閲覧。 大分合同新聞、2008年9月27日

外部リンク 編集