大理ペー族自治州
中華人民共和国の自治州
(大理白族自治州から転送)
大理ペー族自治州(だいり-ぺーぞく-じちしゅう)は中華人民共和国雲南省に位置する自治州。人口の半数を漢族が半数を占め、残りは少数民族、その内ペー族は全体の3分の1を占める。自治州首府は大理市。
中華人民共和国 雲南省 大理白族自治州 | |
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大理古城 | |
大理州の位置 | |
中心座標 北緯25度42分 東経100度09分 / 北緯25.700度 東経100.150度 | |
簡体字 | 大理 |
繁体字 | 大理 |
拼音 | Dàlĭ |
カタカナ転写 | ダーリー |
ペー語 | Dab-lit |
ハニ語 | Dafli |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 雲南 |
行政級別 | 自治州 |
建置 | 1956年 |
面積 | |
総面積 | 29,459 km² |
人口 | |
総人口(2000) | 329.6 万人 |
人口密度 | 111,9 人/km² |
経済 | |
GDP(2004) | 201 億元 |
一人あたりGDP | 5,970元 |
電話番号 | 872 |
郵便番号 | 671000 |
ナンバープレート | 雲L |
行政区画代碼 | 532900 |
公式ウェブサイト: http://www.dali.gov.cn |
歴史
編集大理が史書に登場するのは前漢の元封年間(前110年 - 前105年)であり、大理地区に雲南・葉楡・邪龍・比蘇の四県が設置され益州郡の管轄とされた。
その後南詔や大理国が成立すると都城が大理に置かれていたが、元代に雲南の中心は昆明に移り、この地域には大理路などが置かれた。明・清代は大理府と改称されている。1956年11月22日、大理ペー族自治州が設置された。
行政区画
編集1県級市・8県・3自治県を管轄する。
大理ペー族自治州の地図 |
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年表
編集この節の出典[1]
大理専区
編集- 1949年10月1日 - 中華人民共和国雲南省大理専区が成立。大理県・鳳儀県・漾濞県・永平県・雲竜県・祥雲県・賓川県・弥渡県・蒙化県・雲県・順寧県・緬寧県・鄧川県・洱源県が発足。(14県)
- 1950年5月31日 - 鳳儀県・大理県の各一部が合併し、下関市が発足。(1市14県)
- 1952年11月25日 - 緬寧県が緬寧専区に編入。(1市13県)
- 1954年6月30日 - 蒙化県が巍山県に改称。(1市13県)
- 1954年11月6日 - 順寧県が鳳慶県に改称。(1市13県)
- 1956年11月16日
- 下関市・大理県・鄧川県・洱源県・賓川県・雲竜県・鳳儀県・祥雲県・弥渡県・永平県・漾濞県・巍山県が大理ペー族自治州に編入。
- 雲県・鳳慶県が臨滄専区に編入。
大理ペー族自治州
編集- 1956年11月16日 - 大理専区下関市・大理県・鄧川県・洱源県・賓川県・雲竜県・鳳儀県・祥雲県・弥渡県・永平県・漾濞県・巍山県、麗江専区剣川県・鶴慶県を編入。大理ペー族自治州が成立。(1市12県2自治県)
- 1960年9月13日 (1市5県1自治県)
- 1961年2月14日 - 巍山イ族回族自治県・祥雲県の各一部が合併し、南澗県が発足。(1市6県1自治県)
- 1962年3月27日 (1市10県1自治県)
- 1962年10月27日 - 大理県の一部が分立し、漾濞県が発足。(1市11県1自治県)
- 1963年9月14日 - 南澗県が自治県に移行し、南澗イ族自治県となる。(1市10県2自治県)
- 1983年9月9日 - 下関市・大理県が合併し、大理市が発足。(1市9県2自治県)
- 1985年6月11日 - 漾濞県が自治県に移行し、漾濞イ族自治県となる。(1市8県3自治県)
地理
編集大理自治州は雲南省中西部に位置し、東は楚雄イ族自治州、南は普洱市、臨滄市、西は保山市、怒江リス族自治州と接し、北は麗江市である。自治州首府は大理市下関に所在する。省都昆明市まで338キロメートル。
金沙江、メコン川(瀾滄江)、怒江、紅河が州内を流れる。大理市東部に省内第2の内陸淡水湖洱海があり、風光明媚で、「高原の真珠」として国家級の重点風景名勝区となっている。