大白兔奶糖
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大白兎奶糖(ダァーバイトゥーナイタン[1]、White Rabbit Candy)は、冠生園(1918年創業)が1959年から発売している中国のキャンディ。略称は「大白兎」(ダァーバイトゥー)[2]。
大白兔奶糖 | |||||||||||||||||||
大白兔奶糖の缶詰 | |||||||||||||||||||
中国語 | 大白兔奶糖 | ||||||||||||||||||
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文字通りの意味 | 大きな白ウサギのミルクキャンディ | ||||||||||||||||||
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概要
編集大白兎奶糖は白いミルク味のソフトキャンディで、包み紙にはマスコットの白うさぎが描かれている。原料は、コーンスターチ、コーンシロップ、サトウキビ、バター、牛乳などとなっている[3]。
大白兎奶糖はかつての商標を「ABCミッキーマウスキャンディ」(ABC米老鼠奶糖)という。製造元は上海のABC糖果廠で、オーナーであった馮伯鏞はイギリスのミルクキャンディを参考にして製品化を考え、劉義清が製法を開発し液体グルコース、白糖、乳粉、凝縮乳、その他の原材料を使用して1943年から手作業で製造された[4]。馮は当時、上海の子供たちの間でミッキーマウスの漫画が非常に人気があることを知り、赤いワックスペーパーにミッキーマウスを描いたパッケージをデザインして「ABCミッキーマウスキャンディ」と名付けた[5]。
ABC糖果廠は1956年に国有化され、「愛民糖果廠」に改称された[6]。著作権侵害を回避するため、上海美術設計公司に新しく白うさぎのパッケージをデザインさせ、商標を「大白兎奶糖」に変えて再発売した[6][5][7]。
1950年代後半、蔣茂有は従来の製法を調整し、粉ミルク、クリーム、凝縮乳の比率を変更。味を濃くして、より大衆受けする商品を目指した。このレシピは現在に至るまでほとんど変更されていない[4]。1976年の国有企業の再編過程で、愛民糖果廠は同じく上海に本拠を置く冠生園に統合され、現在の企業名となる[6]。
脚注
編集- ^ “上海土産の定番「大白兔」のポップアップストアがキュートすぎる!!”. flymedia.co.jp. フライメディア (2019年1月25日). 2023年3月29日閲覧。
- ^ ““国産”ブランド力に期待!老舗ブランドの“大白兎”がジャンルを超えた挑戦で大ヒット!”. flymedia.co.jp. フライメディア (2019年6月21日). 2023年3月29日閲覧。
- ^ “大白兔奶糖簡介 新浪網” (中国語). 2013年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月22日閲覧。
- ^ a b “幾十年來配方未變 這只「大白兔」有蜜餞味” (中国語). 東方網 (2011年12月23日). 2013年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月29日閲覧。
- ^ a b (中国語) 市场营销案例新编. 清華大学出版社. (2004). pp. 54–58. ISBN 978-7-81082-425-5. オリジナルの2014-01-11時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c “大白兔 苦涩年代诞生的甜滋味[組図”] (中国語). 中国網. (2009年8月11日). オリジナルの2012年9月5日時点におけるアーカイブ。 2013年12月22日閲覧。
- ^ “親,你可知道海派品牌的奇聞軼事?” (中国語). 解放日報. 2013年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月29日閲覧。
外部リンク
編集- 冠生园 発売元