大神安麻呂
大神 安麻呂(おおみわ の やすまろ)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。氏は大三輪とも記される。三輪文屋の孫で[1]、三輪利金の子とする系図がある。官位は従四位上・兵部卿。
時代 | 飛鳥時代 - 奈良時代 |
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生誕 | 不明 |
死没 | 和銅7年1月27日(714年2月16日) |
官位 | 従四位上兵部卿 |
主君 | 持統天皇→文武天皇→元明天皇 |
氏族 | 大神氏 |
父母 | 父:三輪利金、母:高市安人娘 |
兄弟 |
三輪高市麻呂、安麻呂、狛麻呂、 三輪豊嶋 |
子 | 通守、奥守 |
経歴
編集持統天皇3年(689年)竹田王・藤原史らと共に判事に任ぜられる(この時の冠位は務大肆)。
大宝律令の制定を通じて正五位下に叙せられたのち、慶雲3年(706年)の兄・高市麻呂の卒去を受けて、翌慶雲4年(707年)安麻呂が大神氏の氏長となる。
元明朝にて、摂津大夫・兵部卿を歴任し、この間の和銅2年(709年)従四位下に叙せられている。和銅7年(714年)新年の叙位でに従四位上に昇叙されるが、同月27日卒去。最終官位は兵部卿従四位上。
官歴
編集『六国史』による。