「女性のまなざし」(じょせいのまなざし、英語: female gaze)は映画や写真など視覚芸術の分析・批評に使われる概念のひとつで、映画の中で男性が女性の欲望対象として描かれるといった、視覚メディアがはらむ権力構造に注目した表現[1]

1970年代にフェミニズム思想の興隆とともに構想され、現在では英語圏を中心に、映画理論やジェンダー研究、ポストコロニアル理論など広い範囲で用いられる基本概念となっている[2]

女性のまなざしの作品編集

脚注編集

  1. ^ Hollinger, Karen. Feminist Film Studies, Routledge, 2012.
  2. ^ Thornham, Sue. Passionate Detachments : an Introduction to Feminist Film Theory, St. Martin's Press, 1997.

関連文献編集

  • Eaton, A. W. "What's Wrong with the (Female) Nude?: A Feminist Perspective on Art and Pornography," Hans Maes and Jerrold Levinson eds. Art and Pornography: Philosophical Essays, Oxford University Press, 2012.
  • Mulvey, Laura. Visual and Other Pleasures. Indiana University Press, 1989.
  • Nochlin, Linda. Women, Art, and Power and Other Essays, Harper and Row, 1988.
  • Pollock, Griselda. "Modernity and the spaces of femininity," Vision and Difference: Feminism, Femininity and Histories of Art, Routledge, 1988.
  • ロジカ・パーカー、グリゼルダ・ポロック(萩原弘子訳)『女・アート・イデオロギー : フェミニストが読みなおす芸術表現の歴史』(新水社、1992)
  • メアリ・アン・ドーン(松田英男監訳)『欲望への欲望:1940年代の女性映画』(勁草書房、1994)
  • リンダ・ノックリン(坂上桂子訳)『絵画の政治学』(彩樹社、1996)
  • ローラ・マルヴィ(斎藤綾子訳)「視覚的快楽と物語映画」(岩本憲児ほか編『新映画理論集成:1 歴史/人種/ジェンダー』フィルムアート社、1998、126–141)
  • グリゼルダ・ポロック(萩原弘子訳)『視線と差異:フェミニズムで読む美術史』(新水社、1998)
  • エレイン・ショウォールター編(青山誠子訳)『新フェミニズム批評:女性・文学・理論(岩波書店、1999)
  • 竹村和子編著『欲望・暴力のレジーム:揺らぐ表象/格闘する理論』(作品社, 2008)

外部リンク編集

関連項目編集