姜聖熙
姜 聖熙[1]（カン・ソンヒ、朝鮮語: 강성희、1972年9月7日 - ）は、大韓民国の労働運動家、政治家。第21代国会議員に当選後は韓国国会で唯一進歩党所属の議員である。
| 姜聖熙 강성희 | |
|---|---|
 2023年 | |
| 生年月日 | 1972年9月7日（52歳） |
| 出生地 |
 韓国ソウル特別市 |
| 出身校 | 韓国外国語大学校言語認知科学科 |
| 前職 | 労働運動家 |
| 所属政党 | 進歩党 |
| 選挙区 | 全州市乙選挙区 |
| 当選回数 | 1回 |
| 在任期間 | 2023年4月5日 - 2024年5月29日 |
経歴
編集ソウル出身[2]。韓国外国語大学校言語認知科学科卒。現代自動車全州工場の労働組合幹部を経て、全国宅配労働組合全北支部事務局長、進歩党貸出金利引下運動本部本部長・全羅北道党民生特別委員会委員長を歴任した[3][4]。
2023年4月5日に行われた第21代総選挙の全州市乙選挙区の再選挙では無所属の林呈燁を破れて国会議員に当選した[4]。国会議員当選後はもともと欠員が発生した国会国防委員会に割り当てられたが、進歩党は過去の親北政党の統合進歩党の後身であるため、国家機密の漏洩の恐れがあるとして国民の力議員の鄭宇沢からの反対に遭った[5][6]。結局は国民の力と共に民主党の院内代表の調整により、国民の力院内代表の尹在玉が国防委員会に行き、姜は本人の希望通りの国会政務委員会に配属された[7]。
2023年5月には親李在明系の共に民主党の初選議員の集まりの「公正社会フォーラム」に参加したが、進歩派の在野政党からは「民主党亜流」「民主党2中隊」などの批判の声が上がった[8][9]。結局、姜は議政活動に役に立たないとして退会した[10]。
2024年1月18日の全北特別自治道の発足祝賀式典で、大統領の尹錫悦との握手中に尹の国政運営を批判し、その後も声を上げて叫んだため、大統領室の警備員により会場から連れ出された[11][12]。
主張
編集当選数日後のインタビューでは朴槿恵政権の内乱陰謀操作と政治弾圧に遭った李石基の名誉回復と復権を主張した。また、尹錫悦政権による「検察独裁」への警戒心も強い[13]。
エピソード
編集再選挙に出馬した時点には5件の前科があった。2005年には公務執行妨害と暴力行為等の処罰に関する法律の違反容疑で罰金200万ウォン、2011年には業務妨害の容疑で罰金500万ウォン、2013年には業務妨害と暴力行為等の処罰に関する法律違反容疑などで罰金300万ウォン、2015年には業務妨害容疑で罰金200万ウォン、同年には業務妨害と暴処法違反の容疑で懲役1年6ヶ月、執行猶予3年がそれぞれ宣告された[14]。
再選挙の期間中、陣営のスタッフ2名が米を選挙区民に配布した疑いにより警察に緊急逮捕された[15]。これに対し、姜側は全羅南道から来たボランティアの党員が選挙運動の合間に販促用の精麦を取引先に送ったと釈明した[16]。
脚注
編集- ^ “국회의원 - 강성희” (朝鮮語). www.assembly.go.kr. 2024年1月18日閲覧。
- ^ “[B tv 전주뉴스] [전주을 재선거] 후보간 막판 공방 치열‥현명한 선택 호소” (朝鮮語). tbroad. 2024年1月18日閲覧。
- ^ “대한민국헌정회”. rokps.or.kr. 2024年1月18日閲覧。
- ^ a b 김동철 (2023年4月6日). “'진보당 깃발 꽂았다'…강성희, 전주을 국회의원 재선거 당선(종합)” (朝鮮語). 연합뉴스. 2024年1月18日閲覧。
- ^ “정우택 "'위헌정당 후신' 진보당 강성희, 국방위 배정 안돼"” (朝鮮語). newsis (2023年4月8日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ “국회 등원 진보당 강성희 “이석기 복권을”” (朝鮮語). 세계일보 (2023年4月11日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ 김연정 (2023年4月18日). “'국방위 배정 논란' 진보당 강성희, '1지망' 정무위 배정(종합)” (朝鮮語). 연합뉴스. 2024年1月18日閲覧。
- ^ “진보당 강성희의 ‘처럼회’ 가입, 야권서도 “이재명 친위대 노릇” 비판” (朝鮮語). 조선일보 (2023年5月19日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ ““최강욱이 제안”... 진보당 강성희, 민주 강경 초선 모임 ‘처럼회’ 가입” (朝鮮語). 조선일보 (2023年5月18日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ “진보당 강성희, 친명 초선 모임 `처럼회` 탈퇴…"의정활동 도움되지 않아"” (朝鮮語). 디지털타임스 (2023年5月23日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ “대통령실 “강성희, 경호상 위해 행위” 野 “직언했다고 끌어내나”” (朝鮮語). 조선일보 (2024年1月18日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ “전북특자도 출범식 강성희 국회의원 강제 퇴장 소동” (朝鮮語). 전북일보 인터넷신문 (2024年1月18日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ 김동철 (2023年4月10日). “[인터뷰] 진보당 강성희 의원 "이석기 전 의원 명예회복·복권 이뤄져야"” (朝鮮語). 연합뉴스. 2024年1月18日閲覧。
- ^ “'4·5 재·보궐 선거' 출마 후보자들 범죄 전과 ‘수두룩’” (朝鮮語). newsis (2023年3月21日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ “전주을 국회의원 재선거 진보당 강성희 후보 측 '금품살포 의혹'”. 노컷뉴스 (2023年3月30日). 2024年1月18日閲覧。
- ^ 정혜정 (2023年3月30日). “"당원이 판촉용 보리쌀 돌려"…강성희 측, '금품살포' 의혹 해명” (朝鮮語). 중앙일보. 2024年1月18日閲覧。