富士正晴全国高等学校文芸誌賞

富士正晴全国高等学校文芸誌賞(ふじまさはるぜんこくこうとうがっこうぶんげいししょう)は徳島県三好市が主催していた、高校文芸部誌を対象とする文学賞。通称「文芸誌甲子園」。同市出身で、同人誌VIKING」を創刊して多くの作家を育てた富士正晴を顕彰し、その名前を冠している。第5回(2014年度)からは個人作品の表彰(全国高校生文学賞)も行われていた。

2019年度の第10回をもって終了。個人部門のみを引き継ぐ形で、2020年度より新たに富士正晴全国高校生文学賞が創設された(四国大学主催)[1]

最優秀賞及び優秀賞受賞校一覧

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回数 年度 最優秀賞 優秀賞
第1回 2010年度 (宮城)仙台白百合学園文芸部『紫苑』43号 北海道札幌琴似工業文芸部『風花舞』11号
(神奈川)桐光学園文藝部『桐光学園文藝部誌』13号
岩手県立盛岡第三文芸部『黎』9号
第2回 2011年度 岩手県立花巻北文芸部『花北文学』54号 (福岡)筑紫女学園文芸部『いさらゐ』53号
(北海道)市立函館文芸部『海碧』13輯
岩手県立盛岡第三文芸部『黎』11号
第3回 2012年度 岩手県立花巻北文芸部『花北文学』55号 (福岡)筑紫女学園文芸部『いさらゐ』54号
(生徒が選ぶ文芸誌賞)
(北海道)市立函館文芸部『海碧』16輯
岩手県立盛岡第四文芸部『志髙文芸』46号
山形県立長井文芸部『せきれい』86号
第4回 2013年度 兵庫県立神戸文芸部『鵬雛図南』66回生号 岩手県立花巻北文芸部『花北文学』56号
岩手県立盛岡第四文芸部『志髙文芸』47号
(北海道)市立函館文芸部『海碧』19輯
(福岡)筑紫女学園文芸部『いさらゐ』55号
第5回 2014年度 岩手県立盛岡第四文芸部『志髙文芸』48号 北海道札幌琴似工業文芸部『風花舞』26号
岩手県立盛岡第三文芸部『黎』14号
宮城県小牛田農林文芸部『雪月雷花』17号
第6回 2015年度 岩手県立盛岡第四文芸部『志髙文芸』49号 北海道札幌琴似工業文芸部『風花舞』29号
岩手県立盛岡第三文芸部『黎』15号
(神奈川)横浜市立横浜サイエンスフロンティア文芸部『下駄箱』11号
(福岡)筑紫女学園文芸部『いさらゐ』57号
第7回 2016年度 (福岡)筑紫女学園文芸部『いさらゐ』58号 岩手県立盛岡第三文芸部『黎』16号
岩手県立水沢文芸・短詩部『煌』13号
(愛知)名古屋文学部『文學帖』8号
第8回 2017年度 (福岡)筑紫女学園文芸部『いさらゐ』59号 岩手県立盛岡第三文芸部『黎』17号
岩手県立花巻北文芸部『花北文学』60号
(宮城)仙台白百合学園文芸部『紫苑』51号
第9回 2018年度 (宮城)仙台白百合学園文芸部『紫苑』52号 岩手県立盛岡第三文芸部『黎』18号
岩手県立花巻北文芸部『花北文学』61号
(福岡)筑紫女学園文芸部『いさらゐ』60号
第10回 2019年度 岩手県立盛岡第三文芸部『黎』19号 岩手県立花巻北文芸部『花北文学』62号
(兵庫)三木学園白陵文芸部『紅炎』令和元年号
(福岡)筑紫女学園文芸部『いさらゐ』61号

全国高校生文学賞大賞受賞者一覧

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回数 年度 賞名 題名 作者名
第5回 2014年度 特別作品賞 銀さんの包丁 千葉珠絵(岩手県立盛岡第四
細工ロイドの通り道 大城美樹(岩手県立盛岡第三
ビブリア 四十宮有香・鵜飼梓・小泉紗英・井上実樹・久保田愛可(桐光学園
短歌三十首 残花(岡山県立岡山操山
第6回 2015年度 審査員特別賞 夏が始まる 武田穂佳岩手県立盛岡第四
第7回 2016年度 大賞 高校生 吉田尚史(滋賀県立彦根東
第8回 2017年度 大賞 月明かり 松島詩織(埼玉県立浦和第一女子
第9回 2018年度 大賞 濫觴の火 田鎖寛都(岩手県立盛岡第三
第10回 2019年度 大賞 本当のこと 佐々木晴(岩手県立花巻北

脚注

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  1. ^ 四国大学「富士正晴全国高校生文学賞」|四国大学”. www.shikoku-u.ac.jp. 2024年3月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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