寺家公園(じけこうえん)は、富山県富山市寺家にある公園。

概要 編集

1930年昭和5年)に、船峅村(その後大沢野町を経て現・富山市)船峅出身である京都の医師、加藤幸次郎[1]の私財により、京都から庭師を招いて3万坪の土地に木石を配して嵐山の風景を模した庭園を10年がかりで整備されたのが、公園の始まりである[2]

1950年代前半には富山県のキャンプ地としても指定も受けており、バンガローも設けられていた[3]

自然の植生をうまく活用しているのが特徴で、園内には舟倉姉倉比売神社や帝龍寺、アカサシ群生林(富山県指定天然記念物)があるほか、西国三十三観音巡拝路(約2.1km)も整備されている。ソメイヨシノサトザクラ合わせて計85本のサクラが植えられており、富山さくらの名所にも指定されている[4]。つつじや紅葉の名所にもなっている。

周辺 編集

交通 編集

脚注 編集

  1. ^ 『大沢野町史』(2005年2月28日、大沢野町発行)427頁。
  2. ^ 『大沢野町史』(2005年2月28日、大沢野町発行)594頁。
  3. ^ 『大沢野町誌 下巻』(1958年3月30日、大沢野町役場発行)396頁。
  4. ^ a b c d e 『富山さくらの名所』(2012年3月、富山県農林水産部森林政策課企画・発行)78頁。

参考リンク 編集