小沼崎バイパス
小沼崎バイパス(おぬまざきバイパス)は、福島県南会津郡下郷町に建設中の国道118号のバイパス道路である。


概要 編集
概要データ 編集
- 起点 - 南会津郡下郷町高陦
- 終点 - 南会津郡下郷町小沼崎
- 全長 - 1.5 km
- 幅員 - 7.0 m (12.0 m)
概要の詳細 編集
下郷町内(湯野上温泉北側)の現道は阿賀川(大川)と小野岳に挟まれた断崖絶壁に沿う線形の悪い狭隘な道路であり、かねてから落石や雪崩といった自然災害が発生による通行止めとが多発しており(防災点検要対策箇所に指定)、2.4kmに渡り異常気象時通行規制区間に指定されている。更にこの区間には迂回路となる幹線道路が確保されておらず、緊急輸送路としての信頼性が低い。また、2008年9月の国道289号甲子道路の開通により中通りや東北自動車道と下郷町のアクセスが改善されたことから行楽期において、観光地である大内宿の周辺で渋滞が多発しことから地域生活に影響を及ぼしていた。これらの理由から2002年度より地域高規格道路会津縦貫南道路第4工区としてバイパス建設が事業化され、2010年度より工事着手された。2020年度の開通を目標にしている。当バイパスの開通により、災害時の代替路の確保のほか、南会津地域と会津若松市の所要時間短縮による地域の活性化や会津中央病院へのアクセス改善、行楽期の大内宿への観光客による渋滞の緩和が期待されている[1]。
路線データ 編集
道路施設 編集
- (仮称)下郷大橋(全長342.5 m 阿賀川)
- (仮称)田代トンネル(全長678.0 m)
接続路線 編集
脚注 編集
- ^ 平成28年度事業別評価調書 - 福島県土木部