小野浦駅
日本の愛知県知多郡美浜町に建設予定だった名鉄知多新線の未成駅
小野浦駅(おのうらえき)は、愛知県知多郡美浜町に建設される予定であった名鉄知多新線の未成駅の仮称[1]。同線の野間駅 - 内海駅間に設置予定であった。野間駅方1.7km地点に位置する。
小野浦駅 | |
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![]() 遺構(2018年6月) | |
おのうら | |
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所在地 | 愛知県知多郡美浜町大字野間 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 名鉄知多新線 |
キロ程 | 11.5 km(富貴起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
備考 | 未成駅 |
当初は駅周辺の住宅地開発を予定していたが、計画の遅れおよび近隣住民の減少により乗車利用が見込めないことなどから、野間 - 内海間の開業時には設置が見送られた[2]。遺構は2022年(令和4年)現在も残っており、列車内からも建設途中のプラットホームが確認できる。
2020年(令和2年)6月1日、名古屋鉄道は「知多新線全線開業40周年記念入場券」として、知多新線の6駅の記念入場券と小野浦駅(仮称)のレプリカ入場券のセットを発売した[3]。
駅構造編集
2面2線の相対式ホームを持つ高架駅となる予定であった。ホームの一部は完成しており、ホームから地上への階段も完成しているが、屋根や駅名標、ベンチなどは無く、ホームの有効長は電車2両分程度しかない。もし開業していれば線路が敷かれている側が内海方面、反対側が富貴方面のホームになっていたはずである。
駅周辺編集
周りに商店や民家は全くなく、山林になっている。国道247号(常滑街道)、南知多道路などからはかなり離れている。駅予定地の裏側にゴルフ場(南愛知カントリークラブ美浜コース)がある。
隣の駅編集
脚注編集
- ^ 中西文孝「名鉄の主要建設・改良工事」『鉄道ピクトリアル』第370巻、電気車研究会、1979年12月、28頁。
- ^ 徳田耕一『新版 まるごと名鉄ぶらり沿線の旅』七賢出版、1997年、88頁。ISBN 978-4883043323。
- ^ “「知多新線全線開業40周年記念入場券」を発売します”. 名古屋鉄道 (2020年6月1日). 2021年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月27日閲覧。