山下泉
日本の銀行家
来歴・人物
編集日本銀行出身。アクセンチュアを経て、日本郵政公社入り。公社のCIOに就任し、コスト削減とサービス向上を目指したシステム改革の陣頭指揮を執った[1]。
民営化準備会社設立に伴い、郵便保険会社の準備会社である「かんぽ」に転出。民営化と同時にかんぽ生命保険の代表執行役社長に横滑りした。また政権交代に伴って、他の事業会社や日本郵政のトップが変わる中、同社のトップとしては、進藤丈介会長とともに留任した。
しかし、準備会社時代からのトップが長期化したこともあり、若返りを図る意味合いから、2012年6月に代表執行役会長に退いた[2]。後任は、損保ジャパン副社長だった石井雅実。
略歴
編集- 1971年6月- 東京大学経済学部経済学科卒業
- 1971年7月- 日本銀行入行
- 1974年 - 1976年 ザールブリュッケン大学留学
- 1992年5月- 同行国際局総務課長
- 1993年5月- 同行松本支店長
- 1994年10月- 同行信用機構局次長
- 1995年12月- 同行ロンドン駐在参事
- 1998年4月- 同行金融市場局長
- 2002年3月- 同行退行
- 2002年3月- アクセンチュア金融サービス業本部金融営業本部長[4]
- 2003年4月- 日本郵政公社常務理事
- 2004年4月- 同専務執行役員
- 2005年4月- 同総裁代理執行役員
- 2006年9月- 日本郵政顧問
- 2006年9月- かんぽ取締役兼代表執行役社長
- 2007年10月- かんぽ生命保険代表執行役社長
- 2012年6月- 同代表執行役会長[5]
- 2013年6月- 同会長退任
脚注
編集- ^ 「ITpro 郵政公社134年目の快挙、システム一筋35年の現場“たたき上げ”執行役員が誕生」 『日経コンピュータ』 2004年03月19日
- ^ 「かんぽ生命社長に石井氏 損保ジャパン副社長を招聘」 『SankeiBiz』 2012年5月19日
- ^ 人事、かんぽ生命保険 『日本経済新聞』 2013年6月24日
- ^ アクセンチュア、前日本銀行金融市場局長、山下泉を金融営業本部長に迎え入れる アクセンチュア株式会社 2002年03月14日
- ^ 役員異動のお知らせ 株式会社かんぽ生命 2012年05月18日