岐阜県立岐山高等学校
岐阜県立岐山高等学校(ぎふけんりつぎざんこうとうがっこう)は、岐阜県岐阜市にある公立高校。学校名の名付け親は元岐阜市長の松尾吾策。通称でもある「岐山」は元々、織田信長によって井ノ口から岐阜に改名される際に、周の故事にならい沢彦によって提案された候補の一つ(岐阜、岐山、岐陽)であるが、松尾によれば、父親で元貴族院議員の松尾国松の号であるという。スーパーサイエンスハイスクール指定校であった。また県で最初に理数科が設置され、理数科の国公立合格率は約50%である。
岐阜県立岐山高等学校 | |
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![]() 岐阜城から望む全景(2019年1月) | |
国公私立の別 | 公立高校 |
設置者 |
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学区 | 岐阜学区 |
校訓 | 躍進岐山 |
設立年月日 | 1958年 |
創立記念日 | 10月28日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
普通科 理数科 |
学科内専門コース |
2年 普通科理系・文系 3年普通科理系・国公立文系・私立文系 |
学期 | 2学期制 |
高校コード | 21104E |
所在地 | 〒502-0071 |
岐阜県岐阜市長良小山田2587-1 北緯35度27分27.5秒 東経136度46分48.6秒 / 北緯35.457639度 東経136.780167度座標: 北緯35度27分27.5秒 東経136度46分48.6秒 / 北緯35.457639度 東経136.780167度 | |
外部リンク | 公式サイト |
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学校概要編集
- 創立 1958年(昭和33年)
- 学科
- 所在地 岐阜市長良小山田2587-1
- 合言葉 躍進岐山
- 校章
- 校訓
- 「躍進岐山」の意気と誇りを持て
- 全力を尽くして学業に励め
- 礼儀正しく思いやりのある人となれ
- 強健な心身をつくれ
- 制服
- 日課
- 普通科、理数科とも主に月木金は7限(8:30〜16:20)、火水は6限(8:30〜15:35)である。
- その他
- 普通教室全室に冷暖房設備(冷房:クーラー・暖房:ストーブ、冷房はリモコン、暖房はコンセントを係が第一職員室に取りに行く)が設置されている。
- 創立後、学食が設置されており「定食(天丼)」「カレーライス」「ラーメン」などが安価で提供されていた。現在は購買部が中庭の建物にあり、飲み物、パン、デザートなどが売られている。
沿革編集
- 1958年(昭和33年) 理工系を重視する高校として岐阜県立岐山高等学校設置
- 1969年(昭和44年) 理数科設置
- 1974年(昭和49年) この年より学校群制度実施(岐山高校は第3群で岐阜北高校と、第2群で長良高校と総合選抜)
- 1983年(昭和58年) 学校群制度が廃止される
- 2003年(平成15年) スーパーサイエンスハイスクールに指定される(平成22年度まで)
- 2011年(平成23年) スーパーサイエンスハイスクール経過終了措置指定(平成24年度まで)
- 2013年(平成25年) 県立高校改革リーディングプロジェクト推進事業指定(平成27年度まで)
- 2015年(平成27年) アクティブラーニング指導法研修・開発事業の開発実践協力校の指定を受ける。
- 2016年(平成28年) 次期学習指導要領を見据えたカリキュラム開発事業(魅力ある高校づくり推進事業)の指定を受ける。
- 2018年(平成30年) 岐阜県の理数教育フラッグシップハイスクールの指定を受ける。
特色編集
学区編集
- 平成30年度より、県内のどこからでも受験できるようになった。[1]
教育面編集
- 例年150名程度の国公立大学合格者を輩出する。理数科の方が普通科よりも合格率が高い。
- 県内の他の多くの高校と同様に二期制が採用されている。
- SHRと1時限の間、朝テストと呼ばれる小テストが毎週火曜日と水曜日に15分間で行われており、国英数の三教科をローテーションし、週末課題から出題される。3年生は前期で朝テストが終了する。
- 2007年度より、1時限45分として毎日7時限授業になったが、現在は1時限50分で火水は6時限、月水金は7時限である。3年生は前期で朝テストが終了した後、火水は1時限目が65分授業となる。中間・期末テストの他、かつて平成23年までは実力テストのかわりに月例テストがあった。現在は春、GW明け、夏、冬の休み明けに課題実力テストがある。
- 朝テストや課題実力テストで赤点を取ったり、欠席すると、一週間ほどあとの放課後に再試(追試)がある。定期考査で赤点(主に30点未満)を取ると、補充と呼ばれる追加授業(回数は3~6)を放課後に受けなければならない。
- 学力向上に熱心で、土曜日や休業期間には講習(補習)が盛んに行われている。
理数科編集
- 化学・生物or地学・物理の3科目の理科科目を学習する。
- 物理・化学分野の「課題研究」や御岳での野外学習など、普通科にはない特色ある活動が行われている。
スーパーサイエンスハイスクール編集
- 研究開発課題
- 創造性や独創性に富んだ科学技術人材を育成するための大学・研究機関との連携を生かした理数系教育の研究開発
- 岐阜大学全学部との連携によって高度な実験や実習、講演会などが行われている。
- 県試験研究機関や名古屋大学での研修が行われている。
学校行事編集
- 希望者には2週間ほど西オーストラリア大学を拠点に、オーストラリア・パースでの海外研修が夏期休業中に行われる
- 岐山祭と呼ばれる文化祭・運動会が9月に行われる。1、2日目の文化祭では最優秀クラスに岐山大賞が与えられ、3日目の運動会では全校が赤団「朱雀」、白団「白虎」、青団「青龍」に分かれて競技が行われる。以前(少なくとも昭和末期頃)は黄団「黄鷹」があった。
- 修学旅行は2年生の時に行われ、行き先は長崎となっている。
- 2016年度(57期生)卒業証書授与式が2017年3月1日に挙行された。
部活動編集
部活動では近年陸上部の活躍が目立つ。また、今年は野球部も活躍した。
個人種目で県大会優勝・東海大会優勝のほか、インターハイにおいても入賞。また放送部が強いほか、理系に強い学校らしく地学物理部や化学部、生物部などがコンクールで優秀な成績をおさめている。特に地学物理部は「第1回中高生南極北極オープンフォーラム」において最優秀賞と優秀賞を受賞し、2005年には県民栄誉賞も受賞した。
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著名な出身者編集
交通機関編集
- JR岐阜駅バスターミナル12番乗り場、 名鉄岐阜駅・神田町通りのりば4番乗り場から
- N61:三田洞団地行、N62:三田洞自動車学校行、N71:美濃市駅行、N72:中濃庁舎行、N73:岐阜女子大行、N75:山県市役所行、N80:高富行、N82:山県高校行、N83:洞戸栗原車庫行、N84:塩後行、N85:谷合行
- 「長良高見」停留所下車、東へ徒歩7分
- JR岐阜駅バスターミナル13番乗り場、 名鉄岐阜駅・神田町通りのりば4番乗り場から
- N43:松籟団地行
- 「真福寺公民館口」停留所下車、北へ徒歩8分
- 名鉄岐阜駅・岐阜バスターミナルC乗り場、JR岐阜駅バスターミナル10番乗り場から
- K55:彦坂真生寺行、K51:三田洞団地行
- 「下岩崎」停留所下車、東南へ10分
周辺編集
岐阜城から望む百々ヶ峰、その南西麓に所在する(画像の左端中央部上寄り)
- 岐阜市の最高峰である百々ヶ峰の南西麓に所在する。そのため校歌に百々ヶ峰が歌われている。山麓ぎりぎりに建っているため、雨の時は百々ヶ峰から雲が降りてくることがある。また、地震の時は発生前に百々ヶ峰から地鳴りが聞こえる事がある。