工作機械(こうさくきかい、: machine tool)は、金属木材石材、樹脂等に切断、穿孔、研削、研磨圧延鍛造、折り曲げ等の加工を施すための機械である[1]。一般に加工対象物または工具の運動(回転または直線移動)によって、加工対象物を削り取り目的の形状に加工する。工作機械を構成する要素は3つあり、加工対象物または工具に運動を与える動力、動力を特定の運動に変える案内機構、加工対象物を削り取る加工工具からなる。 おもな工作機械として、旋盤ボール盤中ぐり盤フライス盤歯切り盤機械研削盤などがある。

旋盤

近年では、数値制御を行うNC加工コンピュータ数値制御)で、機械加工を自動化した工作機械が主流である。これらの機能を搭載した工作機械は「マシニングセンタ」「ターニングセンタ」などと呼ばれている。

工作機械を製造する工業を「工作機械工業」という[2]

工作機械の種類 編集

注釈 編集

  1. ^ : lathe
  2. ^ : tool bit
  3. ^ : turret lathe
  4. ^ : milling machine
  5. ^ : milling cutter
  6. ^ : shaping machine
  7. ^ : planer
  8. ^ : drilling machine
  9. ^ : reamer
  10. ^ : boring machine
  11. ^ : electrical discharge machine

出典 編集

参考文献 編集

  • 日本規格協会編 編『JISハンドブック〈13〉工作機械』日本規格協会、2001年1月。ISBN 978-4542170131 
  • 福田, 力也『工作機械入門』理工学社〈機械工学入門シリーズ〉、1990年9月。ISBN 978-4844522546 
  • 清水, 伸二『初歩から学ぶ工作機械―共通な基本構造と仕組みがわかる』(新版)大河出版、2011年4月。ISBN 978-4886617217 
  • 伊東, 誼、森脇, 俊道『工作機械工学』(改訂版)コロナ社〈機械系大学講義シリーズ〉、2004年4月。ISBN 978-4339040685 

関連項目 編集