広島観音マリーナ

広島市西区にあるヨットハーバー

広島観音マリーナ(ひろしまかんおんマリーナ)は、広島県広島市西区観音広島湾沿いにあるヨットハーバー海の駅ひろしま・かんおん海の駅でもある。

広島観音マリーナ
Hiroshima Kanon Marina
情報
用途 ヨットハーバー
設計者 (有)ウインドクラフト一級建築士事務所[1]
施工 モルテン[2]ほか
建築主 広島湾海洋開発(株)[1][3]
広島県(広島県土地開発公社)[1][3]
管理運営 (株)ひろしま港湾管理センター
敷地面積 193,000 m² [1](内水面80000 [4]
着工 1990年(事業開始年)[5]
開館開所 1997年4月25日[6]
所在地 733-0036
広島市西区観音新町4丁目14番6号
座標 北緯34度21分35.7秒 東経132度24分49.8秒 / 北緯34.359917度 東経132.413833度 / 34.359917; 132.413833 (広島観音マリーナ
Hiroshima Kanon Marina
)
座標: 北緯34度21分35.7秒 東経132度24分49.8秒 / 北緯34.359917度 東経132.413833度 / 34.359917; 132.413833 (広島観音マリーナ
Hiroshima Kanon Marina
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マリーナホップ
マリーナホップ
マリーナに入港するホクレア
マリーナに入港するホクレア

概要

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広島県の中核マリーナとして、プレジャーボートの基地と海洋性スポーツの振興および広島アジア大会のヨット会場として整備された[1][3]。1994年アジア大会から暫定で供用、1997年4月に第1期工事が終了し供用開始[6]した。運営は当初は第三セクター・広島湾海洋開発(株)、現在は社名変更し(株)ひろしま港湾管理センターが行っている。

太田川下流域の太田川放水路天満川に挟まれた観音地区最南端にある。同施設内には広島県港湾振興事務所が管理する公園「観音マリーナ海浜公園」もあり、併設するアウトレットモールマリーナホップ」やフットサルコート「MFP(ミズノフットサルプラザ)広島」と共に総合レジャー施設を形成している。

西側には空港通り(広島県道262号南観音観音線)を挟んで旧広島西飛行場滑走路の南側先端が近接している。

諸元

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以下は2011年3月現在のデータである[1][4]

  • 全体面積:193,000m2
    • うちマリーナ敷地:約80,000m2(水域)、約71,000m2(陸域)
  • 保管能力
    • 水面:307隻分 - 60フィート未満のヨットもしくはモーターボート
    • 陸置:282隻分 - 50フィート以下のヨットもしくはモーターボート
    • ディンギー:210隻分
  • 付帯施設
    • クラブハウス - マリーナフロントおよび契約業務、入出港手続等。
      • レストラン、マリンショップ、研修室、シャワー、トイレ完備。
    • ハーバーオフィス - 給油、上下架受付。
    • 修理工場 - 30フィートクラス、2隻収容
    • 揚降施設 - 40トン(マリントラベリフト)、20トン(固定クレーン)
    • 給油施設 - 桟橋5隻、40キロリットルタンク
    • 駐車場 - 480台(平面)
  • 観音マリーナ海浜公園(親水緑地公園) - 県港湾振興事務所が管理。
  • 2010年現在、隣接する広島西飛行場の滑走路南側延長線上は航行禁止区域。

歴史

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そもそものきっかけは、1987年総合保養地域整備法(リゾート法)施行後計画された”瀬戸内中央リゾート構想”の一つとして整備されたマリンリゾート施設である[7]。それに加え、広島は国内有数のプレジャーボートの保有数を誇る県ではあるが、それらは各海岸・河川に不法係留されているものが多いため、県内各地に保管場所が計画された[1]1994年アジア競技大会招致が決定し国際的なヨット会場の整備が必要となり、折からのバブル景気の好調もありマンションやショッピングモールなどが立ち並ぶ総合的マリンレクリェーション施設として拡大整備されることになった[3]

県が51%出資し東京のリゾート開発会社が実質運営する第三セクターの「広島湾海洋開発(株)」が設立され、広島湾海洋開発が1991年土地造成工事着工、1994年の広島アジア大会においてヨット会場として暫定供用した[3]

マリーナ北側の空き地にテナント募集していた1995年、バブル崩壊に伴う不況および広島西飛行場近辺の航空法による高さ制限から高いビル建設が不可能であることから、リゾート開発会社が撤退し事業の見直しに迫られた[3]。そこでこれら施設を公共施設して県により整備することが決定、リゾート部分は県土地開発公社に委託、存続のため広島湾海洋開発に広島市も出資することになった[3]

その後港湾施設を整備し1997年に当時瀬戸内海で最大級のマリーナとして供用開始した[3]。翌1998年、1999年と2期にわたり工事が行われた[2]。近くを通る予定だった広島南道路の供用の目処が立ったこともありリゾート部分に2005年マリーナホップが完成した。

2010年に公表されたヒロシマ・オリンピック構想においてここをヨット会場として利用する計画が挙がった。

なお2010年をもってヘリポートを残して広島西飛行場の定期が便廃止され[8]、航行禁止区域の見直しや新規建築物の高さ制限の解除が検討されている。

主な大会・イベント

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野外コンサート会場としても利用されている。なおサウンドマリーナとSETSTOCKは元々同じ野外フェスで2002年以降分裂したことから、ここでは併記を用いている。

ギャラリー

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交通アクセス

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バス

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  • 広電バス 3号線 広島駅発(八丁堀・紙屋町経由)観音マリーナホップ行き
  • 広電バス 8号線 横川駅発観音マリーナホップ行き
    • 観音マリーナホップバス停

航路

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g 広島観音マリーナ”. (有)ウインドクラフト一級建築士事務所. 2011年3月13日閲覧。
  2. ^ a b 施工実績”. モルテン. 2011年3月13日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 宙に浮くリゾート構想-土地売却めど立たず”. 中国新聞 (1998年11月2日). 2011年3月13日閲覧。
  4. ^ a b マリーナ施設概要”. 観音マリーナ公式. 2011年3月14日閲覧。
  5. ^ 事業情報” (PDF). 国土交通省. 2011年3月13日閲覧。
  6. ^ a b 広島観音マリーナ オープン”. 広島県. 2011年3月13日閲覧。
  7. ^ 狭田喜義 (1992). “地域経済の発展と雇用・労働問題” (PDF). 広島経済大学研究双書 Vol.10 (広島経済大学地域経済研究所). http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hue/detail/384020140130143243 2016年2月11日閲覧。. 
  8. ^ 広島西飛行場の廃港決まる”. 中国新聞 (2011年3月11日). 2011年3月13日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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