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当別町営軌道
路線総延長31.348 km
軌間762 mm
停車場・施設・接続路線(廃止当時)
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0.0 大袋
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- 吉田前
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0.4 花田前
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- 一番川
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- 六号
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5.9 青山中央
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- 沼の沢
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- 中山の沢
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- 共有地
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- 青山橋
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- 砂利揚場
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- 弁華別
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- 茂平沢橋
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- 六軒町
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31.3 当別
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石狩当別
国鉄札沼線

当別町営軌道(とうべつちょうえいきどう)は、かつて北海道石狩郡当別町にあった簡易軌道

概要編集

当別町の中心地より、北部の青山奥三番川地区までの簡易軌道であり、青山ダムの南までの約31kmの路線であった。当別北部は豪雪地帯であり、道路があるものの豪雨ではぬかるみになるなど、木材運搬などにより簡易軌道の需要があった。

1947年(昭和22年)に着工し、青山四番川までの48kmの計画であったが、変更を余儀なくされ[1]1949年(昭和24年)に当別停留所 - 青山中央停留所間が開業となる。1952年(昭和27年)に、大袋停留所までの全線が開通となる[2]。全線当別川に沿うように軌道を敷設したため、当別川の増水などで運休が相次いだ。

1954年(昭和29年)9月26日に発生した洞爺丸台風の影響により営業休止となる。廃止時期については、いろいろ情報があるが、当別町役場のサイト[3]には1955年(昭和30年)に運行不能になったとの説明がある。1956年(昭和31年)をもって完全に全線廃止となる。なお、書類上は1958年(昭和33年)となっている。

2011年(平成23年)現在、廃線跡には橋脚や路盤が残っている[4]。大袋停留所があった青山奥三番川には、当別町営軌道の橋脚に人が通れる通路が設置されている[4]

路線データ編集

  • 路線距離:当別 - 大袋間31.348km
  • 軌間:762mm

沿革編集

  • 1947年(昭和22年):当別町営軌道となる軌道が着工となる。
  • 1949年(昭和24年)6月:当別町営軌道となる軌道で、当別停留所 - 青山中央停留所間で開業する。経営主体は、当別町役場である。
  • 1949年(昭和24年)9月:経営主体たる運行組合が結成される。
  • 1950年(昭和25年):青山中央停留所 - 花田前停留所間が延伸される。
  • 1952年(昭和27年):花田前停留所 - 大袋停留所間の延伸により全線が開通する。
  • 1953年(昭和28年)10月:農林省と当別町で管理委託協定を結ぶ。
  • 1954年(昭和29年)9月26日:洞爺丸台風で甚大なる被害を蒙り、不通による営業休止となる。
  • 1955年(昭和30年):全線運行不能となる。
  • 1956年(昭和31年)3月31日:使用停止が決定し、管理委託協定が破棄される。
  • 1958年(昭和33年):書類上廃止となる。

運行状況編集

1951年(昭和26年)4月20日に改正された時刻表より作成[5]

下り

当別 六軒町 茂平沢橋 弁華別 砂利上場  青山橋  共有地  中山の沢  沼の沢 青山中央
7時55分 8時04分 8時13分 8時21分 8時28分  8時36分  8時49分  8時58分  9時17分 9時30分
14時00分 14時09分 14時18分 14時26分 14時33分 14時41分  14時54分 15時03分 15時22分 15時37分
17時40分 17時49分 17時58分 18時06分 18時13分 18時21分  18時34分 18時43分 19時02分 19時17分

上り

青山中央 沼の沢 中山の沢  共有地  青山橋 砂利上場  弁華別  茂平沢橋 六軒町  当別
6時00分 6時16分 6時35分 6時44分 6時57分 7時05分 7時12分  7時20分  7時29分 7時37分
10時40分 10時54分 11時13分 11時22分 11時35分 11時43分 11時50分  11時58分 12時07分  12時15分
16時00分 16時14分 16時33分 16時42分 16時55分 17時03分 17時10分  17時18分 17時27分  17時35分

駅一覧編集

  • 停留所 当別(とうべつ) - 六軒町(ろっけんちょう) - 茂平沢橋(もへいざわばし) - 弁華別 (べんけべつ)- 砂利揚場(じゃりあげば) - 青山橋(あおやまばし) - 共有地(きょうゆうち) - 中山の沢(なかやまのさわ) - 沼の沢(ぬまのさわ) - 青山中央(あおやまちゅうおう) - 六号(ろくごう) - 一番川(いちばんがわ) - 花田前(はなだまえ) - 吉田前(よしだまえ) - 大袋(おおぶくろ)

接続路線編集

当別停留所:国鉄札沼線石狩当別駅

車両編集

機関車 
ガソリン機関車6トン1両、同7トン1両、ディーゼル機関車1両
客車 
鉄板張ボギー車2両、木製車1両
荷物車 
木製車2両
貨車 
木製車30両、無蓋わく付4トン積み20両、同2トン積み20両
  • 機関車1両、客車2両が問寒別線に移管されている。

脚注編集

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  1. ^ 田中和夫『北海道の鉄道』 北海道新聞社 273-274頁
  2. ^ 鴻之舞鉱山で不要になった25kg/mレールを一部使用した。湯口徹「簡易軌道のはなし」『鉄道ファン』No.377、1992年9月号、56頁
  3. ^ 当別町 140年特別企画 第5話 青山の今昔物語 (PDF)
  4. ^ a b 当別町営軌道跡沿線探検 - 2011年も冒険の旅に出発
  5. ^ なつかしの時刻表 - 殖民軌道当別線

参考文献編集

  • 『当別町史』1972年、887-889頁
  • 今井理「幌延町営軌道」『鉄道ピクトリアル』No.607 1995年7月号
  • 田中和夫『北海道の鉄道』 北海道新聞社 2001年 273-274頁

関連項目編集

外部リンク編集