後藤雅洋
日本のジャズ評論家
略歴
編集東京都生まれ。中等部から慶應義塾で学ぶ。慶應義塾大学商学部在学中の1967年[3]、四谷にジャズ喫茶「いーぐる」を開店、現在も営業を続けている[2]。1988年『ジャズ・オブ・パラダイス』を上梓以来、ジャズ評論でも著書多数[4]。「いーぐる」の常連客には村井康司、杉田宏樹、林建紀、高野雲などのジャズ評論家が多数いることから同店は「ジャズ道場」としても知られている。
著作
編集著書
編集- 『ジャズ・オブ・パラダイス』JICC出版局〈宝島collection〉、1988年7月。のち講談社〈講談社+α文庫〉、1994年2月。
- 『ジャズの名演・名盤』講談社〈講談社現代新書〉、1990年11月
- 『ジャイアンツ・オブ・ジャズ』JICC出版局、1991年9月。のち改題・文庫化『天才たちのジャズ』宝島社〈宝島社文庫〉、2002年6月。
- 『Jazz百番勝負 ジャズを本気で愛するための100枚100曲』講談社〈講談社SOPHIA BOOKS〉、1998年12月
- 『ジャズ完全入門!』宝島社〈宝島社新書〉、2000年7月
- 『新ジャズの名演・名盤』講談社〈講談社現代新書〉、2001年4月
- 『マイルスからはじめるJAZZ入門』彩流社〈オフサイド・ブックス〉、2002年6月。のち増補版、2008年10月
- 『ジャズ喫茶のオヤジはなぜ威張っているのか』河出書房新社、2003年3月
- 『ジャズ選曲指南:秘伝「アルバム4枚セット」聴き』彩流社〈オフサイド・ブックス〉、2004年11月
- 『ジャズ・レーベル完全入門』河出書房新社、2005年2月。のち増補版、2012年1月。
- 『ジャズ喫茶四谷「いーぐる」の100枚』集英社〈集英社新書〉、2007年12月
- 『ジャズ喫茶リアル・ヒストリー』河出書房新社、2008年12月
- 『一生モノのジャズ名盤500』小学館〈小学館101新書〉、2010年8月
- 『ジャズ耳の鍛え方』NTT出版ライブラリーレゾナント、2010年12月
- 『厳選500:ジャズ喫茶の名盤』小学館〈小学館新書〉、2015年12月
- 『一生モノのジャズ・ヴォーカル名盤500』小学館〈小学館新書〉、2020年1月
共編著(対談)
編集- 寺島靖国との共著『Modern jazz:名曲!名演! 心が弾むファンキー・ナイト』講談社〈講談社CDブックス〉、1990年5月
- 『ジャズ解体新書:後藤雅洋・対談集』JICC出版局編、JICC出版局、1992年5月
- 斎藤実、杉田宏樹、佐藤良平、中山康樹との共著『マイルス・デイヴィス』東京FM出版〈地球音楽ライブラリー〉、2002年10月
- 『JAZZ“名盤”入門!:100人のジャズジャイアンツ』中山康樹、村井康司との共編、宝島社〈別冊宝島〉、2003年7月。
のち改訂・新書化『JAZZ“名盤”入門!』宝島社〈宝島社新書〉、2006年3月。 - 中山康樹、村井康司との共著『JAZZ“名演”ザ・ベストCD』宝島社〈別冊宝島〉、2004年4月
- 『さわりで覚えるジャズの名曲25選』編著、樂書舘、2004年11月
- 『さわりで覚えるジャズの名曲25選 No.2』編著、樂書舘、2005年10月
- 中山康樹、村井康司との共著『ジャズ構造改革:熱血トリオ座談会』彩流社、2006年2月
- 『さわりで覚えるジャズ・ヴォーカルの名曲25選:初めてのジャズにハマる!』編著、樂書舘、2006年2月
- 『JAZZ“名曲”入門!:100名曲を聴く名盤340枚』中山康樹、村井康司との共編、宝島社、2007年4月
- 中山康樹、村井康司との共著『白熱Miles鼎談 ガチンコ勝負!!!!』プリズム〈プリズム・ペーパーバックス〉、2008年10月
- 村井康司、柳樂光隆との共著『100年のジャズを聴く』シンコーミュージック、2017年11月
脚注
編集- ^ 後藤雅洋 ジャズの聴き方・楽しみ方 連載コラム、AERA dot.。
- ^ a b 後藤雅洋さんが語る「いーぐる」のオーディオ遍歴が小冊子になった11月 田中伊佐資、ミュージックバード、2017年12月11日更新。
- ^ 50年続く奇跡のジャズ喫茶「いーぐる」が客を引きつけ続ける理由 サライ.jp、2017年11月26日配信。
- ^ 『100年のジャズを聴く』著者紹介。
外部リンク
編集- Hatena Blog「いーぐる後藤のジャズ日記」
- ジャズ喫茶いーぐる 公式サイト
- ジャズ喫茶いーぐる (jazzeagle1967) - Facebook
- ジャズ喫茶いーぐる@スタッフ運営 (@jazz_eagle) - X(旧Twitter)
- MUSIC USEN「ジャズ喫茶いーぐるのジャズ入門」