循環する海(じゅんかんするうみ、: Circulating Ocean)は、日本作曲家細川俊夫2005年に作曲した管弦楽作品である。

作曲の経緯 編集

作品はザルツブルク音楽祭の委嘱を受け作曲された。

初演 編集

世界初演は2005年8月20日にオーストリアザルツブルクで、ザルツブルク音楽祭2005の期間中にワレリー・ゲルギエフ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演された。

また日本初演は、2007年11月3日に、大阪府ザ・シンフォニーホールで、準・メルクル指揮、フランス国立リヨン管弦楽団の来日公演において行われた[1]

編成 編集

演奏時間は約22分。

木管楽器

ピッコロ(バスフルート持ち替え)、フルート2(アルトフルート持ち替え)、オーボエ3(イングリッシュホルン持ち替え)、クラリネット3、ファゴット3(コントラファゴット持ち替え)

金管楽器

ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ

打楽器

バスドラム2、タムタム2、ヴィブラフォン風鈴8、アンティークシンバルティンパニ上の(りん)8、トライアングル7、ボンゴ4、トムトム4、グロッケンシュピール

鍵盤楽器

ピアノ(チェレスタ持ち替え)

弦楽器

ハープ弦楽合奏(16-14-12-10-8)

録音 編集

  • NAXOSレーベルから「細川俊夫:管弦楽作品集2」 - 準・メルクルの指揮、フランス国立リヨン管弦楽団の演奏で収録されている[2]

脚注 編集