新姫(にいひめ)は、三重県熊野市で見つかった新種の柑橘類で香酸柑橘のひとつである。

新姫の果実
新姫
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ムクロジ目 Sapindales
: ミカン科 Rutaceae
: ミカン属 Citrus
和名
新姫

タチバナ在来種、熊野市の天然記念物)と日本在来のマンダリン交雑実生と推定され、1997年(平成9年)に種苗登録された[1]

日本における2010年の収穫量は18 トンで、その全てが三重県熊野市で生産されている[2]

特徴

編集

香酸カンキツであり独特のダイダイの香りがある。果形は扁球形で果実の平均重21 グラム程度、果皮の色は橙で、ニホンタチバナと較べて果面は粗い。果肉の色は濃橙で、果汁は多くて甘い。[1][3]

脚注

編集
  1. ^ a b 農林水産省登録品種データベース2013年6月18日閲覧
  2. ^ 農林水産省特産果樹生産動態等調査2013年7月23日閲覧
  3. ^ http://www.mate.pref.mie.lg.jp/marc/TANPO/50/5010.pdf 紀南かんきつセンター研究成果紹介「香酸カンキツ『新姫』の品種特性」]2013年6月19日閲覧


関連項目

編集