日産・MA10ET
日産・MA10ETはかつて日産自動車が製造していた直列4気筒レシプロエンジンである。
日産・MA10ET型エンジン | |
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フィガロに搭載されたMA10ET型エンジン | |
生産拠点 | 日産自動車 |
製造期間 | 1985年1月 - 1992年11月 |
タイプ |
直列4気筒SOHC ベルト駆動 8バルブ |
排気量 | 0.98リットル |
内径x行程 | 68.0mm×68.0mm |
圧縮比 | 8.0 |
最高出力 |
76PS/6,000rpm (ネット値) |
最大トルク |
10.8kgm/4,400rpm (ネット値) |
概要
編集日産・マーチK10型に搭載されていたエンジンの1つ。日産・MA10S型をベースに専用の新開発小型水冷式のターボチャージャーを採用し、高出力化を図るとともにエンジンコントロールユニットにECCSを採用、運転性、性能向上を図ったエンジンである。
性能では、標準車に搭載しているMA10S(987cc)ECCSの圧縮比、9.5に対して8.0に変更、MA10Sの出力57PSからMA10ETは85PS(グロス値)と性能を高めている。搭載当初時、リッターカーとしては初のコンパクトターボ搭載、電子制御インジェクション(EGI)であった。改良変更を加えながらK10中期型から後期型まで使用、搭載車両はマーチターボとフィガロであった。