旧第五十九銀行本店本館

旧第五十九銀行本店本館(だいごじゅうくぎんこう ほんてんほんかん)は、青森県弘前市にある歴史的建造物。1904年(明治37年)に第五十九国立銀行(現:青森銀行)の本店として弘前市に建設されたもので、1967年(昭和42年)より同銀行の記念館として保存・一般公開されている[2]1972年5月15日昭和47年)国の重要文化財に指定された[3]

Japanese Map symbol (Museum) w.svg 旧第五十九銀行本店本館
(青森銀行記念館)
青森銀行記念館
内装
施設情報
愛称 青森銀行記念館
前身 第五十九銀行本店
青森銀行弘前支店
専門分野 郷土史紙幣
管理運営 弘前市[1]
延床面積 373.7㎡
開館 1967年
閉館 毎年12月から3月まで休館
弘前城雪燈籠まつり期間中は開館
所在地 036-8198
青森県弘前市元長町26
位置 北緯40度36分10.4秒 東経140度28分06.9秒 / 北緯40.602889度 東経140.468583度 / 40.602889; 140.468583座標: 北緯40度36分10.4秒 東経140度28分06.9秒 / 北緯40.602889度 東経140.468583度 / 40.602889; 140.468583
アクセス JR 弘前駅 からバスで10分、下土手町バス停で下車、徒歩2分
プロジェクト:GLAM
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概要編集

1904年(明治37年)に建設された本館は、木造2階建てで、ルネサンス風の意匠を基本としているものの、外壁は瓦を張りその上は漆喰で塗りつぶされ、窓も漆喰塗の外窓が設けられるなど火事対策として和風技法が取り入れられており、屋根構造は和小屋組とトラスの折衷構造となっている。

1階の営業室と客溜りに仕切り壁がなく、また二階の大会議室は柱芯々で14.544m四方の空間に柱等の遮蔽物がないなど、積雪地という厳しい設計条件にもかかわらず大空間が設計されているほか、青森県産材であるヒバケヤキがふんだんに用いられ、屋根にはバラストレイトを廻し落雪防止としての実用面を考えられた意匠が施されるなど、地域の特色が見られる。

1943年(昭和18年)に県内5銀行の合併により青森銀行となってからは弘前支店として使用され、1965年(昭和40年)同支店建替えにより取り壊されることとなっていたが、地元市民の保存要望により、元の位置から90度回転し50m曳屋したうえで、1967年(昭和42年)からは青森銀行記念館として保存されるとともに創業時の資料や旧紙幣・旧貨幣等が一般展示されている。

なお、建築当時の坪当りの単価が弘前市内に現存する同時期の建築物に対し極端に高額な建築物となっており、完成度も含めて、設計者である堀江佐吉の最高傑作であるとともに弘前を代表する洋風建築であるとの声も高い。また、天井には金唐革紙が施されているが、建築当時のまま現在まで残されている建築物は日本でも数少なく貴重なものとなっている[4]

建築概要編集

  • 設計 – 堀江佐吉
  • 竣工 - 1904年(明治37年)
  • 構造・規模 - 木造2階建て寄棟屋根桟瓦葺き、装飾塔(展望室)付き
  • 所在地 - 〒036-8198 青森県弘前市元長町26 (青森銀行弘前支店脇)
  • 文化財指定 – 国の重要文化財(1972年(昭和47年)5月指定)

ギャラリー編集

交通アクセス編集

参考文献編集

  • 『青森県の暮らしと建築の近代化に寄与した人々:青森県史叢書』2007年 青森県
  • 『弘前の文化財-洋風建築-:弘前の文化財シリーズNo.13』昭和61年3月 弘前市教育委員会

脚注編集

関連項目編集

外部リンク編集