旭橋 (箱根町)

神奈川県箱根町の橋

旭橋(あさひばし)は、神奈川県足柄下郡箱根町早川に架かる箱根国道国道1号国道138号)の橋である。1933年に完成した。

旭橋
塗装は除かれ、親柱の照明灯が復元された(2009年) 地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町
交差物件 早川
用途 道路橋
路線名 国道1号
管理者 神奈川県県西土木事務所小田原土木センター
竣工 1933年(昭和8年)
座標 北緯35度13分55秒 東経139度5分59秒 / 北緯35.23194度 東経139.09972度 / 35.23194; 139.09972 (旭橋)
構造諸元
形式 タイドアーチ橋
材料 鉄筋コンクリート
全長 39.5 m[1]
10 m[1]
地図
旭橋
旭橋
旭橋
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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歴史

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昭和初期に、箱根の険路の自動車交通にあわせた近代化事業が行われた。塔之澤千歳橋は1930年(昭和5年)、函嶺洞門は1931年(昭和6年)に竣工。箱根湯本の温泉街の西部に位置する旭橋は、1933年(昭和8年)に竣工した[2]1967年(昭和42年)には渋滞緩和を目的として、上流側に並行して鋼箱桁橋の新旭橋が架けられ、それ以降は下り線(宮ノ下方面行き)一方通行となる[3]

道路の近代化史や、昭和初期の鉄筋コンクリート技術を示す歴史的価値の高さから、1990年(平成2年)にはかながわの橋100選に選定[3]。2005年(平成17年)には、旭橋と千歳橋、函嶺洞門が「箱根地区国道1号施設群」として土木学会選奨土木遺産[1]に選定。2015年(平成27年)には「国道一号箱根湯本道路施設」として旭橋、千歳橋および函嶺洞門が重要文化財に指定された[2]

構造

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左岸側が下流寄りに10度ずれた斜橋である。軟弱地盤であることから、基礎への負荷を軽減できるタイドアーチ橋英語版が採用された。39.5 mの支間長は、鉄筋コンクリート構造のタイドアーチ橋としては日本最長である。上流側に同時期に建設された千歳橋も似た意匠であり、照明灯は旭橋が洋風であるのに対し千歳橋は和風と工夫がこらされている[1]

脚注

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  1. ^ a b c d 関東の土木遺産 箱根地区国道1号の橋梁・洞門(旭橋、千歳橋、函嶺洞門)”. 土木学会. 2020年8月2日閲覧。
  2. ^ a b 国道一号箱根湯本道路施設 旭橋”. 文化庁 文化遺産オンライン. 2020年8月2日閲覧。
  3. ^ a b かながわの橋100選 旭橋”. 神奈川県庁県土整備局道路部 (2011年3月1日). 2020年8月2日閲覧。