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明珍火箸(みょうちんひばし)とは、播磨国姫路藩(現在の兵庫県姫路市)において、19世紀頃、姫路藩主である酒井家などに仕えていた明珍家甲冑師の一族として名高い)がその技術を活かして作り始めた火箸兵庫県指定伝統工芸品に指定されている。

火箸の型は、20種類程あり、現在代表的なものはツクシ型、ツヅミ型、ワラビ型、カワクギ型の4種類である。火箸の需要が落ちた現在では、火箸を利用して風鈴が作られている。

火箸風鈴の音に魅了された作曲家に、冨田勲スティーヴィー・ワンダーがいる。二人とも、この音を楽曲に取り入れようとしていたが、アナログ録音ではそれが不可能であったため、一旦は使用をあきらめていたという。その後、デジタル録音が可能になったことで、冨田はこの音を再度楽曲に取り入れることにしたということで、その結果出来上がったのがNHKスペシャル街道をゆく』のテーマ音楽である(スタジオパークからこんにちは内での冨田のコメント)。

明珍家編集

明珍家は平安時代から職人として続く家系で、現当主は52代目となる明珍宗理[1]。もとは甲冑師の一族で、12世紀半ばに近衛天皇に鎧と轡を献上し、天皇より類まれなる珍器と称賛されて「明珍」の名を賜ったとされる[1]。江戸時代に幕府大老酒井家のお抱え甲冑師となり、酒井家の転封に従い姫路に定住した[1]

脚注編集

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  1. ^ a b c 『Voice 平成30年5月号』PHP研究所, 2018/04/10、早坂隆、「ニッポンの匠第9回 明珍火箸」

関連項目編集

外部リンク編集