時潮 豊(ときしお ゆたか、1948年5月27日 - )は、熊本県熊本市出身(出生地は山口県下関市[1])で時津風部屋に所属した元力士。本名は宮本 豊、最高位は東幕下筆頭。

経歴 編集

1963年11月場所初土俵を踏む。入門から6年間経った1970年3月場所で幕下に昇進。1場所で三段目に落ちたが同年9月場所で再び幕下に上がってから幕下に定着した。1973年1月場所で幕下優勝して翌3月場所は東幕下4枚目まで躍進し、5勝2敗の成績を収めたが、翌場所の新十両は見送られた。5月場所の十両は東十両13枚目までで西十両は欠員となり、定員は1人少ない25名になった。5月場所は西幕下筆頭(東幕下筆頭は西幕下27枚目で7戦全勝の修羅王)に上がった。ここでも4勝3敗と勝ち越したが、翌場所の十両昇進は見送られた。7月場所、東幕下筆頭で負け越してから幕下1ケタに戻ることはなく幕下で取り続け十両昇進を果たすことなく1977年3月場所限りで廃業した。

廃業後は山口県で解体工を営んだ[2]

父は旧荒汐部屋幕下の汐昇[2]、息子は元九重部屋三段目力士の千代秋豊。

その他 編集

上記の通り幕下4枚目で5勝2敗の成績ながら十両昇進は見送り、本人も上がれると思っただけに大変悔しい思いをした[1]

戦績 編集

  • 生涯成績:285勝275敗(81場所)

各段優勝 編集

  • 幕下優勝1回(1973年1月場所)

改名歴 編集

  • 宮本 豊 (みやもと ゆたか)1963年11月場所-1966年3月場所
  • 陸王 豊 (むつおう - )1966年5月場所-1967年1月場所
  • 時潮 豊 (ときしお - )1967年3月場所-1973年11月場所
  • 宮本 豊 (みやもと - )1974年1月場所-1974年5月場所
  • 時潮 豊 (ときしお - )1974年7月場所-1977年3月場所

[3]

出典 編集

雑誌『大相撲』1973年5月号

脚注 編集

  1. ^ a b 雑誌「大相撲」1973年5月号129頁
  2. ^ a b 雑誌『相撲』2006年8月号86頁。
  3. ^ http://sumodb.sumogames.de/Rikishi.aspx?r=5481&l=j

関連項目 編集