メインメニューを開く

月刊PCエンジン

月刊PCエンジン』(げっかんピーシーエンジン)は、1988年から1994年まで小学館が発行していたゲーム雑誌NECホームエレクトロニクスの家庭用ゲーム機・PCエンジンの専門誌だった。略称は「月P」。

概要編集

PCエンジンはハドソンが主力メーカーであった関係上、当時ハドソンが夏休み期間中に行っていた全国キャラバン大会のタイアップを通じて関係が深かった『月刊コロコロコミック』の誌面上でハード・ソフトの情報が発信されることが多かった。こうした流れを受けて、『コロコロコミック』増刊として「PCエンジンスペシャル」が3冊刊行された。その後の1988年11月29日、本誌が創刊された。

当時ハドソンの技術本部長を務めていた中本伸一のコラムなど、ゲーム情報以外にハード寄りの技術的な情報にもかなり力を入れた誌面構成が特徴的だった。また、読者イラストコーナー「遊楽画廊」が質・量とも当時のゲーム雑誌随一の高レベルだったとされる。

講談社1993年9月に『覇王』を創刊してゲーム雑誌に参入。これに対抗すべく、小学館も総合誌『ゲーム・オン!』を創刊することになり、本誌は1994年3月号をもって廃刊した。『ゲーム・オン!』は翌月の1994年4月号から刊行されており、編集スタッフがそのまま移行した形となっていた。

しかし、廃刊に反発を覚えたPCエンジンユーザーは『電撃PCエンジン』(現・『電撃G's magazine』)など、他紙へ流れていった。

なお、角川書店マル勝PCエンジン』は本誌と創刊・廃刊が同日である。

この他、読者コーナー「ニンジン倶楽部」に投稿が採用されると「豪華な粗品」が送られることになっていたが、詳細は最後まで誌上で明かされなかった。のちに景品の正体は、わりばし型鉛筆6本セットなどであることが判明した。

PCエンジンCD-ROMカプセル編集

刊行当時は雑誌付録にCD-ROMを付けられなかった関係で、PCエンジン用CD-ROMを付録にした別冊ムックが刊行された(本誌の増刊ではない)。発売前ゲームソフトの体験版デモ画面、それまでに発売されたすべてのPCエンジンソフトの検索・内容紹介システムである「PCエンジンハイパーカタログ」などが、付録のCD-ROMで提供された。最終的にVol.6まで刊行された。

特にVol.4は、後に爆発的ヒットとなる『ときめきメモリアル』の予告編が入っているため貴重であるとされている。収録された予告編の映像自体は現在、コナミのサイト、『ときめきメモリアル』の10周年特設ページ上からダウンロードすることが可能。

付録のCD-ROMに搭載された「PCエンジンハイパーカタログ」は、かつて『ウルトラボックス』で使用されていた「PCエンジンソフト図鑑」の改良版で、一部ソフトを除き、ジャケットの取り込み画像も閲覧することができる。『ウルトラボックス』には企画協力として小学館が参画し、同シリーズ開始当初から「遊楽画廊デジタル」という名前のイラスト投稿コーナーや、遊楽専業団団長の江口貴博がソフトの講評を寄せた「PCエンジンソフト図鑑」が収録され、本誌とは浅からぬ仲にあった。

ちなみに、付録のCD-ROMの開発を担当したのはアルファ・システムである。

関連項目編集

  • 見田竜介(創刊号より2ページ漫画連載、終了後も読者コーナー「ニンジン倶楽部」内でイラスト投稿ページを担当)
  • 玉井たけし(2ページ漫画連載担当・2代目)
  • 雑君保プ(2ページ漫画連載担当・3代目)
  • うおりゃー大橋大橋よしひこ)(4コマ漫画担当、兼「ニンジン倶楽部」内の怪力イラストコーナーを担当。PCエンジンマンやナガスなどのキャラを誕生させた。「手を抜く」手法でわざとイラストを描かなかった号もあった)