東京コレクション
概要編集
世界四大コレクションの次席に位置づけられている世界的なコレクションのひとつである。
毎年春と秋の2回、パリを皮切りにミラノ、ロンドン、ニューヨークで世界的なコレクションが続けて開催され、シーズンに先がけて新作が発表される。4月と11月に開催される東京コレクションはその最後を締めくくる。
年2回のファッション・イベント全体を「コレクション」と呼ぶのは日本だけであり、世界的には"Fashion week"と称するので、東京コレクションも英語名は"Japan Fashion Week(in Tokyo)"である。
2006年には「東京発 日本ファッション・ウィーク」(通称「東京ファッション・ウィーク」、略称:JFW)という総合ファッションイベントの中核として生まれ変わった。近年ではCFD東京コレクション、若者中心のブランドを扱う東京ガールズコレクションなども開催され、ファッション・ショー業界も多様化されてきている。2011年から2016年まではメルセデス・ベンツが、2017年からはアマゾンジャパンが冠スポンサーを務める。
歴史編集
- 1974年 - 現在の東京コレクションの礎となるTOP DESIGNER 6(TD6)が金子功、菊池武夫、コシノジュンコ、花井幸子、松田光弘、山本寛斎の6人により結成され、ショーを開催する。その後、コシノヒロコ、吉田ひろみ、川久保玲、山本耀司が加入。
- 1983年 - 東京コレクションが解散[1]。
- 1985年4月 - 読売新聞社が「東京プレタポルテ・コレクション」を主催[2]。
- 1985年7月8日 - 三宅一生が代表幹事を務め、川久保玲、松田光弘、森英恵、山本寛斎、山本耀司の5人が幹事に就任する形で発起人となり東京ファッションデザイナー協議会(CFD)結成。
その後、太田伸之が事務局長に就任。大出一博(SUNデザイン研究所)、小池一子(Kitchen)、原由美子(スタイリスト)、久田尚子(文化出版局)、三島彰(現代構造研究所)のアドバイザー5人が加わる形で始動[2]。 - 1985年11月5日 - 東京ファッションデザイナー協議会が運営し[3]、第一回目となる1986年春夏コレクションを開催[2]。
- 1988年 - 1988年秋冬コレクションから東京コレクションという名称を使用する[2]。
関連項目編集
脚注編集
- ^ “1983年|ファッション産業年表”. ファッションビジネス学会. 2018年3月18日閲覧。
- ^ a b c d “意外と知らない?東京コレクションはどのようにして始まったのか”. Fashionsnap.com (2017年11月23日). 2018年3月18日閲覧。
- ^ “東京コレクション(とうきょうコレクション)とは”. コトバンク. 2018年3月18日閲覧。
外部リンク編集
- CFD東京コレクション公式サイト
- JFW JAPAN FASHION WEEK
- Fashion Week(英語) - 世界約70都市の"Fashion Week"一覧が載っている。