株式会社東陽理化学研究所(とうようりかがくけんきゅうしょ)は、1950年(昭和25年)に兼古敏男により設立したステンレス電解研磨英語版専門企業である。

株式会社 東陽理化学研究所
TOYO RIKAGAKU KENKYUSHO CO.,LTD.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
959-1284
新潟県燕市杣木1961
設立 1950年4月5日
業種 金属製品
法人番号 9110001016109 ウィキデータを編集
事業内容 金属製品製造・金属表面処理
代表者 代表取締役社長 杉田俊一
資本金 8億5,555万円
売上高 53億6100万円
(2023年3月期)[1]
営業利益 6300万円
(2023年3月期)[1]
経常利益 1億1200万円
(2023年3月期)[1]
純利益 1億3000万円
(2023年3月期)[1]
純資産 93億3500万円
(2023年3月期)[1]
総資産 120億6600万円
(2023年3月期)[1]
従業員数 286名(2017年3月現在)
主要株主 日本軽金属 59.15%
(2017年3月現在)
外部リンク https://www.toyorikagaku.com/
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概要 編集

東陽理化学研究所は非鉄金属の加工において世界トップレベル[要出典]の技術力を持ち、国内外の多数の大手企業と取引を行う。主な業務は、建材板金(集合住宅用郵便受)や情報通信機器・光学機器などの筐体製造で、アルミニウムチタニウムマグネシウムステンレスといった素材の表面処理が最も得意であり、力を注いでいる。

1990年代に京セラコンタックスT2、G2を始めとした高級カメラにチタン製の外装が流行したが、その多くを手がけていたことでも知られる[要出典]

かつてAppleとの蜜月関係を築いていた。筐体にチタニウムを採用したノートパソコンとして話題になったPowerBook G4は、同社によるものであった[2]。これはAppleの役員がチタンボディのカメラを見かけたことがきっかけとなって始まった取り引きであった[3]

斬新なデザインで注目を浴びた液晶一体型パソコンiMac G4の液晶と本体を繋ぐ可動アーム、デジタルオーディオプレーヤーの代名詞的存在であったiPodの裏側の鏡面加工されたステンレスカバーもかつては同社及び地元の磨き屋シンジケートと呼ばれる企業群による製造であった。また、PDAとして一世を風靡したPalmのPalmVの筐体もここで製造されたものである。

脚注 編集

外部リンク 編集