松谷 彊(まつや つとむ、1908年10月26日 - 1987年[1])は、日本の美術評論家である。

京都府宮津市出身。東京帝国大学卒業。南画鑑賞会に勤務しながら美術評論をはじめる。戦後はソビエト美術に関して造詣を深め、『ソヴェト美術論』(1957年)などの著書がある。1964年、東京造形大学の教授に就任、1979年までその任にあった。日本美術会の会員でもあった。

永井潔は、松谷の著書『現代美術論』(新日本出版社、1986年)の帯で、「美術にとり憑かれたかのような労を惜しまぬ鑑賞と探求」と、松谷の仕事を評価している。

脚注 編集

  1. ^ Web NDL Authorities

参考文献 編集

『現代美術論』(ISBN 4-406-01360-1)の作者略歴と作品解題