柴田 義松(しばた よしまつ、1930年11月19日 -2018年10月21日[1])は、日本の教育学者東京大学名誉教授、日本カリキュラム学会代表理事、日本教育方法学会会長、総合人間学会代表幹事を歴任。専門は教授学。専攻は教育課程論を中心に教育方法論、国語教育論、教師教育論[2]ソビエト教育学の研究で有名であった。

生涯編集

1930年愛知県生まれ。名古屋大学教育学部卒業後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。1961年女子栄養大学教員、1975年東京大学教育学部助教授、のち同大学教授。東京大学退官後、1990年から1999年まで成蹊大学文学部教授[3]。元東京大学教育学部附属中学校・高等学校校長。

ウシンスキーの研究、ヴィゴツキーの『思考と言語』、『精神発達の理論』の邦訳、教育内容・教科内容と教材の区別を提起したことでその後の教授学研究に革新をもたらした。学習指導要領における「基礎」および「基本」に対する認識の重要性を説いた。諸外国の教科書の量と質について比較分析を行い、日本の教科書の分厚さが詰め込み教育を招くという議論を否定した。教育科学研究会(教科研)の活動にも参画し、同会に教授学部会を設けて斎藤喜博らと共に世話人を務めて主導的役割を果たした[注釈 1]

主な著書編集

  • 『現代の教授学』明治図書
  • 『授業の基礎理論』明治図書
  • 『ソビエトの教授理論』明治図書
  • 『授業の原理』国土社
  • 『教科教育論』第一法規出版
  • 『批判的思考力を育てる』日本標準
  • 『教育課程 カリキュラム入門』有斐閣
  • 『学び方を育てる先生』図書文化
  • 『21世紀を拓く教授学』明治図書
  • 『「読書算」はなぜ基礎学力か』明治図書
  • 『教科書-子どもにとってよい教科書とは-』有斐閣
  • 『ヴィゴツキー入門』子どもの未来社
  • 『柴田義松教育著作集』全8巻 学文社
  • 「興味の発達と学習指導」(岡津守彦と共著)『講座学校教育 3. 学習指導』 明治図書出版 1956
  • 「心理学の諸学派が教育心理学で果たした役割 7. 条件反射学」(坂本昻と共著)『現代教育心理学大系 1. 総論』 中山書店 1958
  • 「現代の教育と心理学」(滝澤武久と共編)『現代の心理学』 明治図書出版 1967

翻訳編集

  • シャルダコフ 『学童心理学』 明治図書出版 1957
  • ソヴェト連邦社会主義共和国科学アカデミー心理学研究所編 (島至らと共訳) 『ソヴェトの教科書 心理学』 全2冊 明治図書出版 1959
  • カー・デー・ウシンスキー 『教育的人間学』 全2冊 明治図書出版 1960
  • ヴィゴツキー思考と言語 上下』 全2冊 明治図書出版 1962
  • エヌ・デ・レヴィトフ (駒林邦男らと共訳) 『教育心理学』 新評論 1962
  • メンチンスカヤ (三宅信一と共訳) 『算数教育の心理学』 明治図書出版 1962
  • セチェノフ 『思考の要素』 明治図書出版 1964
  • ソヴェト連邦社会主義共和国科学アカデミー心理学研究所編 (島至らと共訳) 『ソヴェトの教科書 心理学 新版 (現代心理学叢書)』 全2冊 明治図書出版 1965
  • ウシンスキー 『ウシンスキー教育学全集』 全6巻 明治図書出版 1965 - 1967
  • ヴィゴツキー 『精神発達の理論』 明治図書出版 1970
  • * ヴィゴツキー(藤本文朗と共訳)「子どもの精神発達における遊びとその役割」『国民教育』 第9号 1971所収
  • ヴィゴツキー (根津真幸と共訳) 『芸術心理学』 明治図書出版 1971
  • ヤロシェフスキー (森岡修一らと共訳) 『心理学史』 明治図書出版 1973
  • * エリ・イ・ノヴィコワ「集団における人格の教育」(海外教授学研究情報-1-ソビエト)『現代教育科学』 第18巻 4号 1975所収
  • ヴィゴツキー (森岡修一と共訳) 『子どもの知的発達と教授』 明治図書出版 1975
  • * エム・スカトキン「現代の授業に求められるもの」『現代教育科学』 第18巻 13号 1975所収
  • ヴィゴツキー (森岡修一と共訳) 『児童心理学講義』 明治図書出版 1976
  • A. B. ペトロフスキー 『発達教育心理学』 新読書社 1977
  • D. V. コレソフほか (監訳) 『性の発達と教育』 新読書社 1981
  • レヴィチン 『ヴィゴツキー学派-ソビエト心理学の成立と発展』 ナウカ社 1984
  • ヴィゴツキー (監訳) 『心理学の危機-歴史的意味と方法論の研究』 明治図書出版 1987
  • ペトロフスキー (監訳) 『心理学概説-集団と人格』 モスクワ・プログレス出版所 1987
  • E. クヴャトコフスキー (根津真幸と共訳) 『ソビエトの美育』 モスクワ・プログレス出版所 1987
  • L. アイダロワ (共訳) 『子供の精神発達と言語学習』 モスクワ・プログレス出版所 1989
  • ヴィゴツキー (共訳) 『新児童心理学講義』 新読書社 2002
  • * ヴィゴツキー(土井捷三と共訳)「文化的-歴史的精神発達の理論(第8章、第10章)」『ヴィゴツキー学』 第7巻 2006所収

論文編集

  • 「カイーロフ『ソヴェト教育学の現状と課題』」『教育学研究』 第22巻 5号 1955
  • 「ウエルズ『プラグマティズム』―帝国主義の哲学」『教育史研究』 第1号 1955
  • 「教育における興味と努力―デューイ興味論の批判」『日本教育学会大會研究発表要項』 第15巻 1956
  • 「ソヴエトの寄宿学校」(細谷俊夫と共著)『東京大学教育学部紀要』 第3号 1959
  • 「心理学における新しい児童観―特集・子どもをどうつかむか」『教育』 第9巻 6号 1959
  • 「ウシンスキーの教育学について」『教育学研究』 第26巻 3号 1959
  • 「教育実践で児童発達を考える」『教育』 第11巻 1号 1961
  • 「数学教育の「現代化」をめぐって<共同研究>―特集・教育実践と数学」(柴田他)『教育』 第11巻 3号 1961
  • 「ソビエトの地理教育-1-―特集・教育実践とドリル」『教育』 第11巻 6号 1961
  • 「ソビエトの地理教育-2-―特集・子どもと芸術」『教育』 第11巻 9号 1961
  • 「系統性について」『日本教育学会大會研究発表要項』 第20巻 1961
  • 「ソビエトの地理教育-3(完)-―特集・社会科教材の検討」『教育』 第11巻 10号 1961
  • 「科学の体系と子どもの認識(共同討議)―特集・教育科学研究運動の課題」(柴田他)『教育』 第11巻 12号 1961
  • 「水道方式をどのように理解し、一般化するか―梅根批判に答える―特集・憲法教育の盲点」『教育』 第12巻 5号 1962
  • 「再び水道方式の理解について―梅根論文(『生活教育』九月号)批判―特集・教科内容の現代化」『教育』 第12巻 11号 1962
  • 「学習心理学の諸問題」 『ソビエト教育科学』 第6号 - 第8号・11号・15号・18号 1962 - 1965
  • 「教育研究における理論と実践の結合―その歴史と現実における若干の問題」『教育』 第13巻 1号 1963
  • 「系統的教授―学習の理論の確立のために」『教育』 第13巻 8号 1963
  • 「系統的教授=学習理論のいくつかの基本原理について」『日本教育学会大會研究発表要項』 第22巻 1963
  • 「教授学の対象、課題、方法について」『教育』 第13巻 13号 1963
  • 「教育内容研究における子どもの発達の問題」『国民教育研究所論稿』 第5号 1963
  • 「科学の体系と教科の体系」『日本教育学会大會研究発表要項』 第23巻 1964
  • 「授業研究の意義と課題」『教育』 第15巻 7号 1965
  • 「授業の中で子どもの可能性をどうひき伸ばすか―『授業で子どもをどう変えるか』を中心に(座談会)」(柴田他)『教育』 第16巻 3号 1966
  • 「社会科はどう変わるか」『教育』 第16巻 3号 1966
  • 「『原始時代の授業』をめぐって(座談会)」(柴田他)『教育』 第16巻 4号 1966
  • 「最近のソビエト教授学の研究動向」『教育学研究』 第33巻 1号 1966
  • 「授業研究をどうすすめるか(座談会)」(柴田他)『教育』 第17巻 12号 1967
  • 「教科教授法の確立と授業の創造」『現代教育科学』 第11巻 2号 1968
  • 「『教育と生活との結合』について」『教育』 第18巻 8号 1968
  • 「子どもの力ヘの信頼と教育の力ヘの信頼」『現代教育科学』 第11巻 8号 1968
  • 「教授学 展開のある授業の分析」(稲垣忠彦と共著)『教育』 第19巻 3号 1969
  • 「教科の現代化による子ども観の変革」『現代教育科学』 第12巻 9号 1969
  • 「教授学研究の課題について(リレー討論/教授学の建設-4-)」『現代教育科学』 第12巻 10号 1969
  • 「現実の授業実践を研究の基礎に」『現代教育科学』 第12巻 12号 1969
  • 「今日における授業研究の意義―教授学」『教育』 第20巻 3号 1970
  • 「五段階相対評価の思想」『現代教育科学』 第13巻 3号 1970
  • 「教授内容の革新が先決である」『現代教育科学』 第13巻 7号 1970
  • 「授業研究の方法論」『教育』 第20巻 8号 1970
  • 「授業研究の方法論と方法(リレー討論/授業研究の方法論-5-)」『現代教育科学』 第13巻 8号 1970
  • 「授業の創造をめざして(教授学)」『教育』 第20巻 14号 1970
  • 「授業の目ざすもの(研究講座/教授学の問題点-1-)」『現代教育科学』 第14巻 1号 1971
  • 「よい授業とは(研究講座/教授学の問題点-2-)」『現代教育科学』 第14巻 2号 1971
  • 「判断と体験の構造--実践人間学としての教育学」(小原秀雄と共著)『SD(Space design、スペースデザイン)』 第76号 1971
  • 「授業の典型の創造(研究講座/教授学の問題点-3-)」『現代教育科学』 第14巻 3号 1971
  • 「教育技術の特質は何か」『現代教育科学』 第14巻 5号 1971
  • 「授業分析と評価の問題」『現代教育科学』 第14巻 6号 1971
  • 「ソビエトの学習心理学研究の動向」『授業研究』 第94号 1971
  • 「ソビエトでは「学力」をどう考えているか」『現代教育科学』 第15巻 4号 1972
  • 「教授学的実験の課題と方法について」『教育学研究』 第39巻 2号 1972
  • 「教科指導と図書(教育と学図の位置)」『学校図書館』 第265号 1972
  • 「ソビエトにおける研究の動向」『現代教育科学』 第16巻 1号 1973
  • 「ヴィゴツキー著、福井研介訳『子どもの想像力と創造』」『国民教育』 第15号 1973
  • 「教師自身がまず「わかる」こと」『現代教育科学』 第16巻 5号 1973
  • 「人文・社会科学ゼミ教育について」『女子栄養大学紀要』 第4号 1973
  • 「国語読本の充実と総合学習の創造をこそ」『現代教育科学』 第17巻 5号 1974
  • 「欧米に広がる新しい実験―現地にみたオープン・スクール」『エコノミスト』 第52巻 28号 1974
  • 「イギリスのオープン・スクール」『国民教育』 第21号 1974
  • 「現代の科学と教育との結合」『現代教育科学』 第17巻 9号 1974
  • 「オープン・スクールの教育について」『教育』 第24巻 11号 1974
  • 「教授学研究の会第1回大会の報告」『現代教育科学』 第17巻 13号 1974
  • 「すべての子どもの発達権を保障すること」『現代教育科学』 第18巻 1号 1975
  • 「ソビエトにおける教育方法研究の現状と課題」『現代教育科学』 第18巻 8号 1975
  • 「海外教授学研究情報-5-ソビエト―スホムリンスキ――その生涯と思想」(伊集院俊隆訳、柴田解説)『現代教育科学』 第18巻 9号 1975
  • 「イリエンコフ『学校は思考することを教えなくてはならない!』」(森岡修一訳、柴田解説)『現代教育科学』 第18巻 13号 1975
  • 「ア・ゲ・フリプコワ『第3回全ソ教育研究集会』」(坂本市郎訳、柴田解説)『現代教育科学』 第18巻 13号 1975
  • 「「個別化」の教育論―教育機器・無学年制・とび進級の導入をめぐって」『国民教育』 第29号 1976
  • 「教育内容の精選とは何か(教育研究の課題)」『現代教育科学』 第19巻 9号 1976
  • 駒林邦男著『現代ソビエトの教授-学習諸理論』」―教授-学習と発達の関連の問題を中心として」『教育学研究』 第43巻 3号 1976
  • 「ゆとりのある充実した学校生活とは何か」『現代教育科学』 第20巻 2号 1977
  • 「楽しい学校楽しい勉強」『児童心理』 第31巻 6号 1977
  • 「地理教科書の比較研究(<課題研究>教育内容編成編)」(中島源房と共著)『日本教育学会大會研究発表要項』 第36巻 1977
  • 「講演「教授学の立場からみた教科教育の今日的課題」『大阪教育大学教育研究所報』 第13巻 1978
  • 「教育における創造性と教育の技術」『大阪教育大学教育研究所報』 第13巻 1978
  • 「地理教育課程の比較研究」『教育方法学研究』 第3巻 1978
  • 「教育学の立場からみた地理」『地理』 第23巻 9号 1978
  • 「教育活動全体にゆとりをとりもどすことが大切」『現代教育科学』 第22巻 11号 1979
  • 「合科的な指導はなぜ必要か」『現代教育科学』 第23巻 4号 1980
  • 「すべての子供にわかる楽しい授業の創造」『現代教育科学』 第23巻 8号 1980
  • 「教育にとってゆとりとは何か」『季刊教育法』 第37号 1980
  • 「教科書の教授学的検討」『教育』 第31巻 5号 1981
  • 「報告 教科研究と教科研」『教育』 第33巻 3号 1983
  • 「教育実習の改善とその位置づけ (<シンポジウム>大学における教職専門教育をいかに充実させるか)」『日本教育学会大會研究発表要項』 第42巻 1983
  • 「大学における教職専門教育をいかに充実させるか―中等教員養成に焦点をあてて」(柴田他)『教育学研究』 第51巻 1号 1984
  • 「制度改革に連動する教育課程の多様化、弾力化を」『現代教育科学』 第27巻 4号 1984
  • 「教師・教員養成問題研究の課題」『日本教育学会大會研究発表要項』 第43巻 1984
  • 「教育実習改善のための方略」『学術月報』 第37巻 8号 1984
  • 「教育制度―教育制度改革の検討」(浦野東洋一、真野宮雄、竹内常一黒崎勲中野光と共著)『教育学研究』 第52巻 1号 1985
  • 「教師教育教材の共同研究開発」(井上光洋、児島邦宏、坂元昴、鈴木慎一、高桑康雄、高橋勉、西之園晴夫、八田昭平、阿部美哉、四方道人、鈴木崟生と共著)『日本教育学会大會研究発表要項』 第44巻 1985
  • 「教育実習事前指導のカリキュラムとVTR教材の開発に関する研究」(木内剛、磯田一雄と共著)『東京大学教育学部紀要』 第26号 1986
  • 「多様性の中に原則を」『現代教育科学』 第29巻 3号 1986
  • 「教育技術のとらえ方が狭すぎないか」『現代教育科学』 第29巻 4号 1986
  • 「質疑と討論のまとめ」『教育学研究』 第53巻 2号 1986
  • 「教育実習事前指導のカリキュラムとVTR教材の開発に関する研究」(磯田一雄、木内剛、岸本弘、白井慎、松本憲、次山信男、大野功、世良正浩、安藤知子、宇喜多義昌、永井好弘、若林俊輔と共著)『日本教育学会大會研究発表要項』 第45巻 1986
  • 「文学の授業における感動と分析―問題提起」『教育』 第36巻 14号 1986
  • 「教育制度」(古寺雅男、浦野東洋一、小島昌夫、古沢常雄他)『教育学研究』 第55巻 1号 1988
  • 「研究代表者 川野辺敏『ソ連の教育改革に関する総合的研究』―教育改革の理念・実態・課題」『比較教育学』 第14号 1988
  • 「「開放制」教師養成の危機」『世界』 第514号 1988
  • 「教育課程と授業の改造」『教育学研究』 第55巻 2号 1988
  • 「教育学研究者から」『現代教育科学』 第31巻 11号 1988
  • 「学び方学習に不可欠の役割」『学校図書館』 第459号 1989
  • 「青年期の発達課題と教育の多様化・個性化の問題」(柴田他)『東京大学教育学部紀要』 第29号 1989
  • 「多忙な教師」『教育と医学』 第37巻 3号 1989
  • 「ソビエト 教育のペレストロイカ」『現代教育科学』 第32巻 6号 1989
  • 「報告 教師と教育課程」『日本教育法学会年報』 第19号 1990
  • 「学び方教育と利用指導」『学校図書館』 第472号 1990
  • 杉山明男編訳、『スホムリンスキー学力論』、B6判、392頁、新読書社、1988年」『教育方法学研究』 第15巻 1990
  • 「教師教育教材「教育実習の日々」利用に関する若干の考察 : 三大学の調査を通して(教師教育教材の制作と評価分析)」『研究報告』 第1巻 1990
  • 「新教育職員免許法下の教員養成カリキュラムに関する研究 (その1) : 国公立大学の場合」(三輪定宣土屋基規、高野和子と共著)『日本教育学会大會研究発表要項』 第49巻 1990
  • 「ソビエトの新しい中等普通教育構想と教師教育の改革について」『日本教育学会大會研究発表要項』 第49巻 1990
  • 「教科書の教授学的研究成蹊大学文学部紀要」『成蹊大学文学部紀要』 第27号 1991
  • 「教師教育と教育学」(岡本洋三長尾十三二山田昇土屋基規三輪定宣と共著)『教育学研究』 第58巻 1号 1991
  • 「教育課程-教育改革の国際比較-」(桑原敏明、二宮皓、松平信久、浅沼茂と共著)『教育学研究』 第58巻 1号 1991
  • 「教員養成と一般教育に関する調査研究 : 国公立大学の場合 (その1) 」(三輪定宣、土屋基規、川口彰義、高野和子と共著)『日本教育学会大會研究発表要項』 第50巻 1991
  • 「旧ソ連の学校改革と教師教育」『成蹊大学文学部紀要』 第28号 1992
  • 「教育課程研究の回顧と展望―私のカリキュラム研究」『カリキュラム研究』 第0号 1992
  • 「教育制度研究委員会」(中野光と共著)『教育学研究』 第59巻 3号 1992
  • 「教育学教育の回顧と展望」(三好信浩寺崎昌男、江幡裕、鈴木慎一と共著)『教育学研究』 第60巻 1号 1993
  • 「「問うことを学ぶ」学び方学習を」『現代教育科学』 第36巻 3号 1993
  • 「大西忠治著、『大西忠治教育技術著作集』、A5判、平均400頁、明治図書、1991年」『教育方法学研究』 第18巻 1993
  • 「大学設置基準の大綱化の下における教職課程のあり方について」(木内剛、黒沢英典、宮原修、斎藤利彦、田子健、松本憲と共著)『日本教育学会大會研究発表要項』 第52巻 1993
  • 「いま、授業研究の重点課題は何か」『現代教育科学』 第37巻 3号 1994
  • 「授業改革の課題-1-学び方指導による授業改革」『現代教育科学』 第37巻 4号 1994
  • 「「教育内容の現代化論争」から何を受け継ぐか」『現代教育科学』 第38巻 3号 1995
  • 「教育研究運動と教育学 教育と生活、教育と科学―カリキュラム研究を中心に」『日本教育学会大會研究発表要項』 第54巻 1995
  • 「昭和40年代―教育の現代化」『現代教育科学』 第38巻 11号 1995
  • 「戦後教育学の再検討III」(柿沼肇、中野光、三石初雄、碓井岑夫と共著)『教育学研究』 第63巻 1号 1996
  • 「英国ナショナル・カリキュラムの改革について」『成蹊大学文学部紀要』 第31号 1996
  • 「自主的学び方を育てる授業と教育課程の創造を」『現代教育科学』 第39巻 4号 1996
  • 「子どもの学習権を保障する教育を」『現代教育科学』 第39巻 12号 1996
  • 「基礎・基本と総合的学習」『教育展望』 第43巻 1号 1997
  • 「日本教育方法学会編, 『教育方法25 戦後50年、いま学校を問い直す』、A5判、162頁、明治図書、1996年」『教育方法学研究』 第22巻 1997
  • 「カリキュラム研究の復興を期す」『教職研修』 第26巻 1号 1997
  • 「「生きる力」の育成で「基礎・基本」は保障されるか」『現代教育科学』 第40巻 10号 1997
  • 「水泳の持久的トレーニングとしてのテザード泳は有用か?」『東京学芸大学紀要』 第49巻 1997
  • 「学び方の転換を図るには」『日本教材文化研究財団研究紀要』 第28号 1998
  • 「分析「思考力・応用力・表現力」の低さは何が原因か」『現代教育科学』 第41巻 3号 1998
  • 「20世紀負の遺産との格闘が先決」『現代教育科学』 第41巻 4号 1998
  • 「総合的な学習の学び方とその教育課題」『教育展望』 第44巻 5号 1998
  • 「世界の教育課程改革の動向」『人間と教育』 第18号 1998
  • 「教師は教育課程改革にどう取り組むか--デニス・ロートン著『教育課程改革と教師の専門職性』を読む」『人間と教育』 第19号 1998
  • 「書評 水原克敏著『近代日本カリキュラム政策史研究』風間書房」『教育方法学研究』 第25号 1999
  • 「「学びの転換」は果たして可能か」『現代教育科学』 第42巻 2号 1999
  • 「基礎・基本の確実な定着を図るには」『教育展望』 第45巻 3号 1999
  • 「学び方の転換を図る授業」『現代教育科学』 第42巻 5号 1999
  • 「どのような学習知・学習観の転換を図るのか」『現代教育科学』 第42巻 7号 1999
  • 「高校での「総合学習」をどうすすめるのか」『歴史地理教育』 第597号 1999
  • 「国語科でどんな学力をつけるか」『科学的「読み」の授業研究会研究紀要』 第1号 1999
  • 「基礎・基本の確実な定着と学び方学習」『現代教育科学』 第42巻 10号 1999
  • 「足元からの教育課程改革を」『現代教育科学』 第43巻 1号 2000
  • 「転落の危機にある日本の学力」『現代教育科学』 第43巻 2号 2000
  • 「学び方学習の基礎・基本としての言語技術」『言語技術教育』 第9号 2000
  • 「明るい展望はあり得るのか」『現代教育科学』 第43巻 7号 2000
  • 「第12回研究発表大会シンポジウム基礎・基本の学び方と教材研究の課題」(古藤泰弘、北俊夫他と共著)『教材学研究』 第12巻 2001
  • 「「基礎・基本」の確実な習得が危ない」『現代教育科学』 第44巻 2号 2001
  • 「学び方と学力の問題を突く(公開シンポジウム 新しい時代の学校システムを考える 「学力」問題)(東北地区)(2000年度地区研究活動報告)」『教育學研究』 第68巻 4号 2001
  • 「私たちの望む生きる力と学力」『人間と教育』 第33号 2002
  • 「「教育課程の評価」こそが必要ではないか」『現代教育科学』 第45巻 2号 2002
  • 「基礎学力の見方・考え方(第1回)再燃する基礎学力論争」『現代教育科学』 第45巻 4号 2002
  • 「基礎学力の見方・考え方(2)学力論の史的展開」『現代教育科学』 第45巻 5号 2002
  • 「学習の個別化と学習集団のあり方」『教育展望』 第48巻 4号 2002
  • 「巻頭論文 「確かな学力」の向上を図るには」『教職研修』 第30巻 9号 2002
  • 「「構造改革」なしに学力低下は防止できない」『現代教育科学』 第45巻 6号 2002
  • 「基礎学力の見方・考え方(3)基礎学力論の展開」『現代教育科学』 第45巻 6号 2002
  • 「基礎学力の見方・考え方(4)戦後「新教育」の基礎学力論」『現代教育科学』 第45巻 7号 2002
  • 「基礎学力の見方・考え方(5)基礎学力=読書算論」『現代教育科学』 第45巻 8号 2002
  • 「基礎学力の見方・考え方(6)学力低下論再燃の原因は何か」『現代教育科学』 第45巻 9号 2002
  • 「基礎学力の見方・考え方(7)読書算はなぜ基礎学力か」『現代教育科学』 第45巻 10号 2002
  • 「基礎学力の見方・考え方(8)読書算はなぜ基礎学力か(2)」『現代教育科学』 第45巻 11号 2002
  • 「基礎学力の見方・考え方(9)読書算はなぜ基礎学力か(3)」『現代教育科学』 第45巻 12号 2002
  • 「<提言>読み・書き・話す技術で授業を変える」『授業の研究』 第153巻 2002
  • 「基礎学力の見方・考え方(10)数・量体系の認識と教育」『現代教育科学』 第46巻 1号 2003
  • 「教育内容・教科書・教育改革」『人間と教育』 第38号 2003
  • 「基礎学力の見方・考え方(11)基礎学力と「基礎・基本」」『現代教育科学』 第46巻 2号 2003
  • 「基礎学力の見方・考え方(12・最終回)基礎学力と「基礎・基本」(2)」『現代教育科学』 第46巻 3号 2003
  • 「「学力保障」の質的水準を問う必要がある」『現代教育科学』 第46巻 6号 2003
  • 「学習指導要領の改訂に向けて―いまこそ構造改革を」『教育展望』 第50巻 1号 2004
  • 「読書算=基礎学力の軽視が問題」『現代教育科学』 第47巻 4号 2004
  • 「わが国におけるヴィゴツキー・ルネッサンス」『窓』 第128号 2004
  • 「授業を変える学習集団づくり(1)なぜ、学習集団か」『現代教育科学』 第48巻 4号 2005
  • 「授業を変える学習集団づくり(2)学習集団とは何か」『現代教育科学』 第48巻 5号 2005
  • 「授業を変える学習集団づくり(3)学習の集団的・社会的性格」『現代教育科学』 第48巻 6号 2005
  • 「授業を変える学習集団づくり(4)学習の個人的性格と集団的性格の矛盾」『現代教育科学』 第48巻 7号 2005
  • 「授業を変える学習集団づくり(5)学習集団の歴史性」『現代教育科学』 第48巻 8号 2005
  • 「授業を変える学習集団づくり(6)学習集団論の技術的展開」『現代教育科学』 第48巻 9号 2005
  • 「授業を変える学習集団づくり(7)国語の授業改革と学習集団」『現代教育科学』 第48巻 10号 2005
  • 「授業を変える学習集団づくり(8)「学びの共同体」論と学習集団」『現代教育科学』 第48巻 11号 2005
  • 「巻頭論文 表現力と学力との関係とは」『悠』 第22巻 11号 2005
  • 「授業を変える学習集団づくり(9)「学びの共同体」と学習集団の実践」『現代教育科学』 第48巻 12号 2005
  • 「発達の最近接領域と学習集団の実践[含 ことばと思考の発達と教育―ヴィゴツキーの教育心理学から学ぶ]」『科学的「読み」の授業研究会研究紀要』 第8号 2006
  • 「教科内容「現代化」の功罪」『現代教育科学』 第49巻 1号 2006
  • 「授業を変える学習集団づくり(10)「学びの共同体」と学習集団の授業の比較」『現代教育科学』 第49巻 1号 2006
  • 「授業を変える学習集団づくり(11)批判的思考を育てる学習集団」『現代教育科学』 第49巻 2号 2006
  • 「授業を変える学習集団づくり(12・最終回)学習の個性化と学習集団」『現代教育科学』 第49巻 3号 2006
  • 「集団で学ぶよさを忘れてはならない」『現代教育科学』 第49巻 10号 2006
  • 「吉本均著、『学級の教育力を生かす吉本均著作選集 全五巻』、A5判、1,117頁、明治図書、2006年」『教育方法学研究』 第32巻 2007
  • 「いま求められる"学びの質を高める"視点」『悠+』 第24巻 5号 2007
  • 「教科書の教授学的研究」『科学的「読み」の授業研究会研究紀要』 第10号 2008
  • 「編集長インタビュー もうひとつの教育学を求めて」『もうひとつの世界へ』 第13号 2008
  • 「中教審「生きる力」の批判的検討--自由競争原理の導入による「教育の基調の転換」について」『季刊保育問題研究』 第243号 2010
  • 「授業者からみた社会科論争史“白熱の、あの頃・あの時”を検証する(第9回)向山実践「地球の歴史」と自然史を社会科で教える意味とは何か」(川原雅樹、谷和樹と共著)『社会科教育』 第48巻 12号 2011

参考文献編集

  • 大泉溥編『日本心理学者事典』クレス出版、2003年 pp.540-542 ISBN 4-87733-171-9

脚注編集

注釈編集

  1. ^ こののち斎藤の人気で、教科研の全国大会では同部会の参加者は他部会に比して突出して多く、とても一部会として収まり切れなくなってしまったため、1973年教科研を離れた「教授学研究の会」が結成され、毎年公開研究大会を開いて定員一杯の700名を越える参加者を集めることとなった。

出典編集

  1. ^ 学会会報 第78号 (PDF)”. 日本カリキュラム学会 (2019年1月21日). 2019年2月10日閲覧。
  2. ^ 柴田義松編著『ヴィゴツキー心理学辞典』新読書社、2007年 p.259
  3. ^ 大泉溥編『日本心理学事典』クレス出版、2003年 p.540