栄橋 (佐久穂町)
長野県にある橋
栄橋(さかえばし)は、長野県南佐久郡佐久穂町高野町の千曲川に架かる長野県道437号大張北岩水線の橋長86.72メートル (m) のローゼ橋。
栄橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 長野県南佐久郡佐久穂町高野町 |
交差物件 | 千曲川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 長野県道437号大張北岩水線 |
管理者 | 長野県佐久建設事務所 |
設計者 | 中島武 |
竣工 | 1938年(昭和13年) |
開通 | 1938年(昭和13年) |
座標 | 北緯36度9分49.7秒 東経138度29分11.9秒 / 北緯36.163806度 東経138.486639度 |
構造諸元 | |
形式 | ローゼ橋 |
材料 | 鉄筋コンクリート |
全長 | 86.72 m |
幅 | 6.0 m |
最大支間長 | 45.05 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要
編集栄橋の名はかつての南佐久郡栄村に由来する。佐久甲州街道(国道141号)と小海線羽黒下駅や武州街道(国道299号)を結ぶ役目を果たしている。土木学会選奨土木遺産に認定されている[1]。
栄橋は最大支間長が45 mあり、戦前に架橋されたコンクリートローゼ橋の中で最も長い。中央のローゼ桁部は両端の桁部とがカンチレバーにより接続されている[1]。
両岸に4本ある親柱は石張りの尖頭型で県内最大級である[1][2]。
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西側より
歴史
編集1891年(明治24年)11月に橋長104 m、幅員1.8 mの木橋として初めて架橋された[4]。
1899年(明治32年)4月に橋長136 m、幅員3.6 mの 無補剛木吊橋および木橋としてかけ直される [5]。1907年(明治40年)10月には鉄線吊橋となる[6]。
度たびの水害のため、補修架け替えを強いられたことから、1938年(昭和13年)に現在の永久橋が架橋された[7]。
2002年度(平成14年度)に長野県内にある他の4橋[注釈 1]と共に、中島武設計のRCローゼ桁群として土木学会選奨土木遺産に認定された。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d 信濃の橋刊行会『信濃の橋百選』(初版)信濃毎日新聞社、2011年7月24日、20,21頁。ISBN 978-4-7840-7166-1。
- ^ “栄橋” (PDF). 土木のお宝. 長野県. 2020年8月22日閲覧。
- ^ a b “一般県道大張北岩水線佐久穂町栄橋(防災・安全交付金(修繕)橋梁補修事業)” (PDF). 佐久建設事務所道路事業による整備効果事例. 長野県. 2020年8月22日閲覧。
- ^ “栄橋1891-11”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年8月22日閲覧。
- ^ “栄橋1899-4”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年8月22日閲覧。
- ^ “栄橋1907-10”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年8月22日閲覧。
- ^ “栄橋1938”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年8月22日閲覧。
関連項目
編集- アーチ橋
- 栄橋 (曖昧さ回避) - その他の栄橋
外部リンク
編集- 長野県佐久建設事務所 - 管理者
- 中島武設計のRCローゼ桁群 大手橋,姫川橋,親沢橋,昭和橋,栄橋の解説シート 土木学会 - 土木学会選奨土木遺産
- 中島武設計のコンクリートローゼ桁群 佐々木葉