栗原 乙女(くりはら の おとめ、生没年不詳)は、奈良時代女官のち宿禰位階従五位下。氏は柴原(しばはら)、名は乙妹女(おといもめ)・弟妹(おとも)とも記される。

経歴 編集

光仁朝宝亀元年(770年)11月、无位より従五位下に昇叙したとあるのが、史料における初見。この時の叙位は、天皇が御鹿原(みかのはら、山背国相楽郡瓶原)に行幸した際に[1]、天皇に奉仕したことによるもので、後宮出身の女性であったと考えられている[2]

翌2年(771年)4月、同族の浄足とともに宿禰を与えられ、同8年(777年)6月、従五位下に叙爵されている。

官歴 編集

続日本紀』による。

脚注 編集

  1. ^ 『続日本紀』宝亀元年11月10日条
  2. ^ 岩波書店『続日本紀』補注31 - 四〇

参考文献 編集

関連項目 編集