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概要編集

北海道内には約700のチャシが確認されているが、根室半島は特にチャシが集中している場所の一つであり、約30のチャシが確認されている[1]。このうち24か所が史跡となっている。 これらのチャシは16世紀から18世紀にかけて造営されたもので、道外の戦国時代から江戸時代にあたり、その当時の社会・経済・政治情勢と関連した遺跡である。ここのチャシの堀は方形に掘られており、これは最終的な形式のものである。

現在でも各チャシの堀は保存状態がよく遺構が確認できる。しかし、チャシ内にどのような建造物が建てられていたかは現在のところ不明である。

チャシは一般的には「砦」と考えられているが、見張場や聖地、談判の場としても活用されていたと思われる。

チャシ群一覧編集

チャルコロモイチャシ編集

所在地:根室市温根沼、形式:面崖式、遺構:空堀

  • チャルコロフイナ1号チャシ
  • チャルコロフイナ2号チャシ

ウェンナイチャシ編集

所在地:根室市穂香、形式:面崖式、遺構:空堀

  • ポントマリ2号チャシ
  • ポントマリ3号チャシ

ニランケウシチャシ(ホニオイ東チャシ)編集

所在地:根室市穂香、形式:面崖式、遺構:空堀

  • ニランケウシ1号チャシ(ホニオイ東3号チャシ)
  • ニランケウシ2号チャシ(ホニオイ東2号チャシ)
  • ニランケウシ3号チャシ(ホニオイ東1号チャシ)

アッケシエトチャシ(キナトイシチャシ)編集

所在地:根室市穂香、形式:面崖式、遺構:空堀

  • アッケシエト1号チャシ(キナトイシ1号チャシ)
  • アッケシエト2号チャシ(キナトイシ2号チャシ)

シエナハウシチャシ(スナバウスチャシ)編集

所在地:根室市牧の内、形式:面崖式、遺構:空堀

コタンケシチャシ編集

所在地:根室市牧の内、形式:丘先式、遺構:空堀

  • コタンケシ1号チャシ
  • コタンケシ2号チャシ

ノッカマフチャシ編集

所在地:根室市牧の内、形式:面崖式、遺構:空堀

  • ノッカマフ1号チャシ
  • ノッカマフ2号チャシ

サツコタンチャシ編集

所在地:根室市豊里、形式:丘先式、遺構:空堀

コンブウシムイチャシ(トーサムポロチャシ)編集

所在地:根室市温根元、形式:面崖式、遺構:空堀

トーシャム2号チャシ編集

所在地:根室市温根元、形式:面崖式、遺構:空堀

  • トーサムポロ沼5号チャシ
  • トーサムポロR1西チャシ

ピリカヲタチャシ編集

所在地:根室市温根元、形式:丘先式、遺構:空堀

  • ヒリカヲタチャシ
  • トーサムポロ沼1号チャシ
  • トーサムポロL2チャシ

ヲンネモトチャシ編集

所在地:根室市温根元、形式:丘先式、遺構:空堀

アフラモイチャシ編集

所在地:根室市落石、形式:丘先式、遺構:空堀

ポンモイチャシ編集

所在地:根室市納沙布岬、形式:丘先式、遺構:空堀

現地情報編集

交通アクセス編集

  • ヲンネモトチャシは、JR根室本線根室駅」から根室交通バス「納沙布線」で約35分「納沙布岬」下車、温根元漁港方面に徒歩約20分

参考文献編集

  • 北海道歴史教育研究会/編 『新版 北海道の歴史散歩』 山川出版社 1994年 235ページ

脚注編集

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  1. ^ 北海道教育委員会の調査で483か所(昭和59年)。実際には700とも1000以上とも言われている。和人進出の遅れた日高・十勝・釧路・根室などの東蝦夷地に多い。
  2. ^ a b 根室半島チャシ跡群 - 国指定文化財等データベース(文化庁

関連項目編集

外部リンク編集