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納沙布岬の位置
納沙布岬の位置
納沙布岬の位置
納沙布岬の位置
納沙布岬の碑(2009年8月撮影)
納沙布岬全景

納沙布岬(のさっぷみさき)は、北海道根室市にあるである。根室半島の先端、東経145°49′、北緯43°22′に位置する。離島を除けば日本の本土最東端にあたる。このため、一般人が訪問可能な日本最東端地点である。なお、読み方が似ている “野寒布岬(のしゃっぷみさき)” は北海道稚内市にある岬である。

概要編集

地名の由来は、アイヌ語の「ノッ・サム」(岬の傍ら)から。本来は岬の傍らにあった集落の名前である。根室市に所属し、珸瑤瑁(ごようまい)水道を挟んだ海の向こうには現在ロシア連邦占領実効支配が続いている歯舞群島、さらには国後島を望む。歯舞群島・貝殻島までは3.7km、水晶島までは7kmしか離れておらず、肉眼でもその姿を見ることができる。また、ロシアの巡視艇が海上に頻繁に姿を現す。

納沙布岬灯台のほか、望郷の岬公園、四島のかけはし、北方館、望郷の家、望郷の塔といった、いわゆる「北方領土」関連の施設が多く設けられ、夏季は多くの観光客が訪れる。

8月の月平均気温が16.5℃と、全国で一番低い。月平均最高気温は20.2℃と日本一の低さではないが、北海道でも夏が寒冷な地域のひとつとなっている。

元旦には北海道一早く初日の出を拝める場所[1]として「納沙布岬初日詣」が行われ、日の出の時刻に合わせてJR根室駅前発着の臨時バスも運行される。

北方館並びに望郷の家2階には無料の望遠鏡双眼鏡が設置され、ここから貝殻島の灯台や、水晶島の上に設置されたロシアの監視塔やレーダー施設を見ることが出来る。

この辺りの海域は、日本海域とロシア海域が共に200海里を取る事が出来ない海域のため、納沙布岬と歯舞群島との間に事実上の国境線である“日・露中間線”としてのブイが設置されている。日本漁船がこれを越えて密漁したためにロシア側に拿捕される事件や、「北海道海面漁業調整規則」違反で逮捕される事件[2]が度々起こっている。

納沙布岬灯台の沖合いには、2003年4月18日に座礁したロシア船が岩場に乗り上げたまま放置されており、その様子は納沙布岬灯台ライブカメラで逐一観察できるようになっている。

四島(しま)のかけはし編集

 
四島のかけはしと祈りの火(2009年8月撮影)

世界平和と、いわゆる「北方領土」返還を祈念するために作られたシンボル像。高さ13m、底辺の長さ35m。建設が決定してから3年の歳月を経て1980年9月27日に竣工した。特殊耐候性鋼板製。四島とは国後島、択捉島色丹島、歯舞群島のことを指す。

像の下には「祈りの火」と呼ばれる点火灯台があり、常時火が灯されている。四島のかけはし横に、訪問者の浄財を募るポストが併設されている。

アクセス編集

 
納沙布岬の空中写真。この画像は上方が北北西方向である。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。1978年撮影の3枚を合成作成。

ギャラリー編集

納沙布岬景観(2006年12月撮影)。
四島のかけはしの右にある白く四角い建物が北方館、白く丸い建物が望郷の家。
望郷の塔は画像外左側、納沙布岬灯台は画像外右側にある。

脚注編集

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  1. ^ 一般人が自由に訪問できる場所としては日本最東端であり、1年間のうちほとんどは日の出が最も早い時間である。しかし、緯度が高いため元日付近の数日間は日本一早い場所とならない。
  2. ^ 株式会社 水産北海道協会『平成22年版 北海道海面・内水面漁業調整規則』

関連項目編集

地理編集

文化編集

外部リンク編集