梅村 正昭(うめむら まさあき、1948年 - )は、日本の元僧侶八事山興正寺住職

概要 編集

中京大学附属中京高等学校卒業、中京大学商学部卒業[1]

寺は人が縁を結ぶサロンになるとする[2]。寺を単なる宗教活動の場ではなく、地域の共有共生の場とするために取り組んできた。高齢者が中心となっている縁日の他に、若い人たちが出会う興正寺マルシェを開設する。境内には桜を植えるなどして、多くの人々が集う場として提供してきた[3]

2012年には、2011年に竣工した八事山興正寺の交番と参拝者駐車場のプロデューサーとしてグッドデザイン賞を受賞[4]。交番・駐車場に興正寺公園も含めて第45回中部建築賞も受賞[5][6]

2012年には寺の土地を中京大学に138億円で売却した。この際に総本山に許可を得なかったことと、定められた礼禄(れいろく、寄付金)を支払わなかったことから、2014年1月に住職を罷免された[7]。住職を罷免されてからも寺に居座り続けていたが、2017年7月に高野山真言宗を除名処分され僧籍を剥奪され、僧侶ではなくなった[8]

脚注 編集

  1. ^ 中京大学同窓会通信2009.vol27”. 中京大学. 2018年11月9日閲覧。
  2. ^ “中日新聞創業120周年記念対談 今、葬儀について考える”. 中日新聞2006年11月17日(21頁). 
  3. ^ 月刊かもつ vol.62”. 鉄道貨物協会. 2018年11月9日閲覧。
  4. ^ 交番/立体駐車場 [八事交番/八事山興正寺 参拝者駐車場]”. 日本デザイン振興会. 2018年11月9日閲覧。
  5. ^ 月刊家 vol.217”. 滋賀県建築士会. 2018年11月9日閲覧。
  6. ^ 八事交番/八事山興正寺参拝者駐車場/興正寺公園”. 東海建築文化センター. 2018年11月9日閲覧。
  7. ^ 名古屋の名刹・興正寺の「138億円トラブル」が再燃したワケ(2018年9月13日)”. 講談社. 2018年11月9日閲覧。
  8. ^ 興正寺前住職を除名 高野山真言宗、土地売却巡り(2017年7月2日)”. 日本経済新聞社. 2018年11月9日閲覧。