森羅万象を統べる者』(オムニアをすべるもの)は、水月紗鳥による日本ライトノベルイラスト有河サトルが担当。第8回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作を受賞(受賞時のタイトルは「万能による無能のための狂想曲」)[1]MF文庫JメディアファクトリーKADOKAWA)より2012年10月から2013年10月まで刊行された。

森羅万象を統べる者
ジャンル バトル[1]ラブコメ[1]
小説
著者 水月紗鳥
イラスト 有河サトル
出版社 メディアファクトリーKADOKAWA
レーベル MF文庫J
刊行期間 2012年10月25日 - 2013年10月25日
巻数 全4巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル 文学

ストーリー 編集

主人公の御園日向は幼なじみの綾川鈴莉と7年の同居生活を送っていた。鈴莉から告白され、恋人同士の甘い同棲生活が始まると思われた矢先、突如として日向の従妹を名乗る女の子・皐月が訪ねてくる。こうして始まった3人での生活。だが日向と皐月にはある秘密があり、3人は「御園」一族をめぐっての事件に巻き込まれていく。

登場人物 編集

御園 日向(みその ひなた)
本作の主人公。幼いころに両親を亡くしており、幼馴染の鈴莉の家で生活している。由枝という許婚がいたが、鈴莉のことを想っていたため関係を解消している。
綾川 鈴莉(あやかわ すずり)
本作のメインヒロイン。日向の幼馴染であり、1巻の冒頭で告白し恋人関係になる。スタイル抜群だが家事スキルは乏しく、特に料理は日向に任せきりとなっている。
御園 皐月(みその さつき)
日向の従妹。両親が亡くなり一人になったので日向のもとに預けられることになる。思ったことが口に出やすい性格で、騒動の発端となることもある。
御園 由枝(みその ゆえ)
日向の従姉で、皐月を日向のもとへ送った張本人。日向に許婚を解消されるも関係は良好で、日向たちのために手助けをしてくれることが多い。

既刊一覧 編集

  • 水月紗鳥(著) / 有河サトル(イラスト) 『森羅万象を統べる者』 メディアファクトリー→KADOKAWA〈MF文庫J〉、全4巻
    1. 「〝万物創造〟」2012年10月31日初版第一刷発行(10月25日発売[2])、ISBN 978-4-8401-4849-8
    2. 「〝閉じた小部屋〟上」2013年2月28日初版第一刷発行(2月25日発売[3])、ISBN 978-4-8401-4986-0
    3. 「〝閉じた小部屋〟下」2013年6月30日初版第一刷発行(6月25日発売[4])、ISBN 978-4-8401-5233-4
    4. 「〝万物の使用者〟」2013年10月31日初版第一刷発行(10月25日発売[5])、ISBN 978-4-04-066033-2

脚注 編集

  1. ^ a b c 『このライトノベルがすごい!2014』宝島社、2013年12月4日第1刷発行、91頁。ISBN 978-4-8002-1954-1 
  2. ^ 森羅万象を統べる者 〝万物創造〟”. KADOKAWA. 2023年11月9日閲覧。
  3. ^ 森羅万象を統べる者II 〝閉じた小部屋〟上”. KADOKAWA. 2023年11月9日閲覧。
  4. ^ 森羅万象を統べる者III 〝閉じた小部屋〟下”. KADOKAWA. 2023年11月9日閲覧。
  5. ^ 森羅万象を統べる者IV 〝万物の使用者〟”. KADOKAWA. 2023年11月9日閲覧。