南北戦争で使われた椎の実弾

椎の実弾(cylindro-conoidal bullet)は、イギリス陸軍第34連隊のジョン・ノートン大尉(John Norton)が1823年に発明した弾丸である[1]

弾丸底部は中空になっており、発砲時のガス圧によって径方向に拡大し、内腔との隙間が無くなるようになっていた。このアイデアはノートンが南インドに勤務していた際に、現地人の吹き矢に触発されたものであった。吹き矢の末端側(風受け)は柔軟性のある植物の髄で出来ており、吹き筒に息を吹き込むと吹き矢末端が広がって吹き筒内面と接触し、空気漏れが減るようになっていた[2]

1836年ロンドンガンスミスであったウィリアム・グリーナーWilliam Greener)が、底部の中空部に木製のプラグをはめ込むように、ノートンの方式を改良した。どちらもイギリス軍需省に採用されることはなかったが、このアイデアはフランスが取り入れた。1849年クロード=エティエンヌ・ミニエーClaude-Étienne Minié)がグリーナーのアイデアを取り入れて、ミニエー弾を開発した。

脚注編集

  1. ^ Fuller, p.88 [1]
  2. ^ O'Connell p.191 [2]

参考資料編集

  • J.F.C. Fuller: "The Conduct Of War, 1789-1961: A Study Of The Impact Of The French, Industrial, And Russian Revolutions On War And Its Conduct", 1961 (Reprint: Da Capo Press (March 22, 1992) ISBN 978-0306804670
  • Robert L. O'Connell: "Of Arms and Men: A History of War, Weapons, and Aggression", Oxford University Press, USA (April 19, 1990). ISBN 978-0195053609