横濱ワイナリー
横濱ワイナリー(よこはまワイナリー、英称:Yokohama Winery)は、神奈川県横浜市中区にあるワインメーカー。
シルクセンター | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町1番地 シルクセンター10階[1] 北緯35度26分50秒 東経139度38分42.4秒 / 北緯35.44722度 東経139.645111度座標: 北緯35度26分50秒 東経139度38分42.4秒 / 北緯35.44722度 東経139.645111度 |
設立 | 2016年(平成28年)9月[1] |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 5020003011847 |
事業内容 | ワインの製造販売[1] |
代表者 | 代表取締役 山本佳子[1] |
資本金 | 600万円[1] |
外部リンク | https://yokohamawinery.com/ |
概要 編集
神奈川県横浜市のみなとみらい線の元町・中華街駅から徒歩3分の所に「横濱ワイナリー」がある[2]。横浜の港を臨み、元町・中華街に隣接し、新山下にある都市型クラフトワイナリーである[1]。町田佳子は国際NGOの世界自然保護基金(WWF)ジャパンで食料問題に取り組んで来た、「食料を大量廃棄している日本人の意識を変えたい」と努めてきたが、生産者でないと説得力が無いと考え会社を退職した[2]。横浜にはビール醸造所はあるがワイン醸造所が無い、「生産者の顔が見えるお酒が造れないか」と自然派ワインを造ろうと決めた[2]。ブドウは生産地から仕入れ醸造は消費者に近いところで行う、こうしたスタイルは「都市型ワイナリー」と呼ばれ、米国・ポートランドが発祥で、ニューヨークやパリなど世界中に広がりつつある[3]。
横濱ワイナリーでは2016年(平成28年)当初は、市外のブドウを醸造する都市型ワイナリーで、ブドウは東北を中心に6軒の農家から9種のブドウを購入していた[2]。2020年(令和2年)1月11日、神奈川県産のブドウのみを使ったワイン「神奈川果実酒工房」を販売、ブドウは川崎市と相模原市の農家が育てたピノ・ノワールなどで、神奈川県内でブドウを栽培して醸造も県内で行ったワインは初めてである[4]。2020年(令和2年)春、横浜市旭区に借りた耕作放棄地0.4ヘクタールを整備しワイン用ブドウ園を開設し、シャルドネ、ピノ・ノワールの栽培を始めた[2]。2023年(令和5年)秋には本格的にブドウの収穫を開始する予定である[2]。地元横浜で栽培したブドウを使ったワインの醸造が悲願である[2]。
横濱ワイナリーの方針は、「大地にも体にも負荷をかけない食のものづくり」である[2]。横浜の地でワイン用ブドウの栽培を拡大し、横浜産のワインの生産量が増加し、多くのワイン好きの人に横浜ワインを味わって貰える夢を一緒に実現していこうと「横濱ヴィンヤードオーナー」制度による活動が注目されている[5]。また、横濱ワイナリーの特徴としては、濾過を行わないでブドウのうまみを残すように仕上げた「ハマワイン」を造っている[6]。その他、ワイン造り体験ができるイベントなど、横浜という立地を生かした消費者参加型の取り組みを行っている[6]。
沿革 編集
利用情報 編集
交通アクセス 編集
参考文献 編集
脚注 編集
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 『横濱ワイナリー 株式会社』「会社概要」2023年10月20日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『朝日新聞 地域総合』「悲願の地元産ブドウの醸造へ」2023年4月26日、2023年10月20日閲覧
- ^ 『日本経済新聞』「街なかで醸造 都市型ワイナリー、ブドウの産地も多彩」2019年12月22日、2023年10月26日閲覧
- ^ a b 『日本経済新聞』「神奈川県産ブドウでワイン 横濱ワイナリー」2020年1月6日、2023年10月20日閲覧
- ^ 『横濱ワイナリー ヴンヤードオーナー』
- ^ a b 『朝日新聞デジタル』「空港、住宅街、海のそば ワイナリーに「都市型」続々」2019年5月20日 、2023年10月30日閲覧