樽茶清悟
日本の物理学者 (1953-)
樽茶 清悟(たるちゃ せいご、1953年9月20日 - )は、日本の物理学者。量子ドットなどの研究を行っている。愛媛県松山市出身。十倉好紀は大学時代の同級生。
略歴
編集- 1972年 愛光高等学校を卒業。
- 1976年 東京大学工学部物理工学科を卒業。
- 1978年 東京大学大学院工学系研究科修士課程を修了。日本電信電話公社に入社、物性科学基礎研究所で半導体量子井戸や量子細線を研究。
- 1986年 マックスプランク固体研究所で翌年まで客員研究員として勤務。東京大学大学院工学系研究科で工学博士の学位を取得。
- 1995年 7月から10月までデルフト工科大学の客員教授として、人工原子の電子状態について研究を行う。
- 1998年 NTTを退社、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授となる。
- 2004年 東京大学工学系研究科物理工学専攻教授となる。
- 2011年 1個の電子のスピン状態を保ったまま、量子ドット間で移送し検出する実験に成功したことがNature誌で報じられた(山本倫久助教授との共同実験)[1]。
主な受賞歴
編集脚注
編集- ^ “半導体基板上で1個の電子を移送し、検出することに成功”. NatureJapanJobs (2011年11月24日). 2015年1月26日閲覧。