橋本 康志(はしもと やすし、1956年昭和31年)1月11日[1] - )は、日本政治家実業家。前佐賀県鳥栖市長(4期)。

橋本 康志
はしもと やすし
生年月日 (1956-01-11) 1956年1月11日(68歳)
出生地 佐賀県鳥栖市
出身校 早稲田大学商学部
前職 富士通社員
所属政党 無所属
公式サイト 橋本やすしオフィシャルホームページ

当選回数 4回
在任期間 2007年3月15日 - 2023年3月14日
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来歴

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佐賀県鳥栖市出身。鳥栖市立鳥栖中学校佐賀県立鳥栖高等学校卒業。1979年(昭和54年)3月、早稲田大学商学部卒業。同年4月、富士通に就職[2]システムエンジニアとして、主に国立大学病院のシステム開発を担当する[3]。1986年(昭和61年)3月、富士通を退職。同年4月、株式会社中央軒に入社。5月に同社の代表取締役に就任。2006年(平成18年)12月、同社を退職[2]

2007年鳥栖市長選挙

2007年(平成19年)2月18日執行。自民党公明党の推薦を受けた現職の牟田秀敏を破り初当選。3月15日、市長就任。

※当日有権者数:人 最終投票率:62.22%(前回比:pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
橋本康志51無所属16,161票52.28%
牟田秀敏66無所属14,750票47.72%(推薦)自民党公明党
2011年鳥栖市長選挙

2011年(平成23年)2月20日執行。前回敗れた牟田が自民党の推薦を受けて橋本に再び挑み、その他1名が立候補した。再選を果たす[4]

※当日有権者数:52,730人 最終投票率:57.40%(前回比:-4.82pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
橋本康志55無所属15,743票52.45%
牟田秀敏70無所属13,417票44.70%(推薦)自民党
古賀秀紀55無所属857票2.85%
2015年鳥栖市長選挙

2015年(平成27年)2月22日執行。自民党の推薦を受けた前市議の中村圭一ら2候補を相手に戦い3選[5]

※当日有権者数:54,915人 最終投票率:49.80%(前回比:-7.6pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
橋本康志59無所属16,424票60.43%
中村圭一45無所属10,239票37.68%(推薦)自民党
古賀秀紀59無所属514票1.89%
2019年鳥栖市長選挙

2019年(平成31年)2月17日執行。自民党の推薦を受けた元市職員の槙原聖二を10票差で破り4選[6][7]。投票率は44.58%。

※当日有権者数:57,621人 最終投票率:44.58%(前回比:-5.22pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
橋本康志63無所属12,744票50.02%
槙原聖二54無所属12,734票49.98%(推薦)自民党
2023年鳥栖市長選挙

2023年(令和5年)2月19日執行。自民党の推薦を受けた元佐賀県議の向門慶人に702票差で敗れた[8]。投票率は過去最低の44.44%を記録した。

※当日有権者数:58,989人 最終投票率:44.44%(前回比:-0.14pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
向門慶人52無所属12,971票49.48%(推薦)自民党
橋本康志67無所属12,269票46.80%
豊増直文64無所属788票3.00%

市政

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鳥栖駅周辺整備

西側にしか入口のないJR鳥栖駅の橋上駅化と新自由通路を建設する計画を打ち出し、2017年(平成29年)10月、JR九州と包括連携協定を結んだ[9]

2018年(平成30年)11月28日、鳥栖駅周辺整備事業の基本設計の概要を発表。ところが約124億円に上る総事業費の負担が大きいとして、同年12月3日の市議会全員協議会で撤回を表明した。橋本は記者会見で「駅東側住民の期待も大きかったので残念だ。今後は、西口駅前広場や交差点、道路の整備を進めたい」と述べた[9]

駅東側の市民らが「橋上改札口」を先行して新設するように求めた計画案を提出するが、2019年(令和元年)9月9日、橋本は市議会一般質問で「効果が限定的で難しい」と述べ、採用しない考えを明らかにした[10]

市上下水道局職員による架空発注問題

2019年(令和元年)6月25日、鳥栖市議会の自民党鳥和会、公明党、共産党の3会派は橋本に対する辞職勧告決議案を提出。自民党鳥和会代表は趣旨説明で、市上下水道局職員による架空発注問題などを挙げ、「市への信頼を失墜させた市長の責任は甚大」と述べた。橋本は採決を控えた6月26日に「賛成が4分の3以上なら、議会解散か市長失職のどちらかになる不信任の議決と同義」と話した[11]。6月27日、市議会は定例議会本会議で、辞職勧告決議案を採決し、賛成14人、反対6人で可決した。橋本は続投する意向を報道陣に示した[12]

同年10月7日、市議会は定例議会本会議で、再び辞職勧告決議案を可決した。橋本は続投する意向を表明[13]

脚注

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  1. ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、405頁。
  2. ^ a b 鳥栖市公式ホームページ|鳥栖市長プロフィール
  3. ^ 橋本やすし|プロフィール
  4. ^ “橋本氏再選 牟田氏に2300票差 鳥栖市長選”. 佐賀新聞. (2011年2月21日). http://www1.saga-s.co.jp/news/saga.0.1835655.article.html 2016年1月8日閲覧。 
  5. ^ 鳥栖市長選挙(2015/02/22投票)結果 | 選挙ドットコム
  6. ^ “自民県連が新人槙原氏推薦 鳥栖市長選”. 佐賀新聞. (2019年1月22日). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/328035 2019年1月23日閲覧。 
  7. ^ “<鳥栖市長選>橋本氏、薄氷の信任 逆風の選挙戦、逃げ切る”. 佐賀新聞. (2019年2月18日). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/338970 2019年2月18日閲覧。 
  8. ^ “<2023鳥栖市長選>新人向門慶人氏が初当選 702票差、現職橋本康志氏の5選阻む”. 佐賀新聞. (2023年2月20日). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/992887 2023年2月23日閲覧。 
  9. ^ a b “鳥栖駅周辺整備白紙に 橋上駅化撤回 市、事業費124億円重く”. 西日本新聞. (2018年12月4日). https://www.nishinippon.co.jp/item/n/470365/ 2019年10月3日閲覧。 
  10. ^ “鳥栖駅周辺整備で橋上改札口は不採用 市長「効果限定的」”. 佐賀新聞. (2019年9月10日). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/425135 2019年10月3日閲覧。 
  11. ^ 大野博 (2019年6月28日). “佐賀)辞職勧告決議案可決 鳥栖市長は辞職しない考え”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASM6W35RVM6WTTHB001.html 2019年6月28日閲覧。 
  12. ^ “【速報】鳥栖市長の辞職勧告決議可決 市長は続投意向”. 佐賀新聞. (2019年6月27日). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/392806 2019年6月27日閲覧。 
  13. ^ 鳥栖市長への辞職勧告、再び可決 市長は続投意向 鳥栖市議会、6月議会に続き2度目 佐賀新聞 2019年10月7日配信 2019年10月7日閲覧

外部リンク

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公職
先代
牟田秀敏
 佐賀県鳥栖市長
2007年 - 2023年
次代
向門慶人