死神のテスタメント〜menuet of epistula〜

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死神のテスタメント〜menuet of epistula〜』は2012年2月24日に3rdEyeより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームである。

死神のテスタメント
〜menuet of epistula〜
ジャンル 現代伝奇サスペンスバトルAVG[1]
対応機種 Windows XP/Vista/7[1]
開発元 3rdEye
発売元 3rdEye[2]
キャラクターデザイン 蒔田真記榊MAKI[2]
シナリオ 四万十川清流、不死鳥、青木きりん[2]
発売日 2012年2月24日[3]
価格 8,800円(税抜)[2]
レイティング 18禁
メディア DVD-ROM[1]
キャラクターボイス あり[3]
CGモード あり[3]
回想モード あり[3]
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ストーリー 編集

どんな願いも叶えられるという魔導書・黒衣の書[2]。この本により願いを叶えた者は、死神に命を狙われ、謎の死を遂げると伝えられていた[2]。命の危険と引き換えに願いを叶える黒衣の書は、250年前から行方不明となっていた[4]

物語の舞台は地方都市真幌市[3]。この市は現在、連続猟奇殺人事件に脅かされていた。平和だった地方都市に突如訪れた恐怖。人々は伝説上の死神と猟奇事件の関連性を噂する[5]

主人公・浅山瑠依は真幌市に住む学生である。彼はある日、同じ学園の生徒が死神の少女・ヴィヴィに殺される現場に遭遇する[2]。この出来事をきっかけに、魔導書を巡る熾烈な戦いに瑠依は巻き込まれる[4]

登場人物 編集

メインキャラクター 編集

浅山 瑠依(あさやま るい)[2][4][5]
本作の主人公。幼いころに父親を亡くしており、鷹宮家で育てられた。嘘を見抜けるという特殊能力を持っており、そのために人間不信に陥っている。趣味は読書であり、放課後には本屋でアルバイトを行う。亡き父親からは剣道の手ほどきを受けており、居合術に長けている。
ヴィヴィ・アルハザード[2][4]
声 - 青葉りんご[5]
死神の噂の元となった少女。2世紀以上前から生きている解放者支配者退治を目撃した瑠依を、口封じのために殺そうとする。冷酷な性格であり、私情を挟まずに淡々と任務をこなしている。
一ノ瀬 結愛(いちのせ ゆあ)[2][4]
声 - かわしまりの[5]
瑠依の1歳年上の幼なじみ。竹を割ったような性格で、解放者として日夜戦っている。居合の達人である。
イリーナ・E・トルスタヤ[2][4]
声 - 桃井穂美[5]
ゴスロリ服に身を包み、目には眼帯をしている怪しげな少女。自作した人形をいつも肩に乗せており、亡き母の名前を付けてかわいがっている。針を用いた術を扱う。
鷹宮 歩(たかみや あゆむ)[2][4][5]
声 - 草野花恋[5]
牛々神社の神職を務める鷹宮の娘。瑠依のことは「お兄ちゃん」と呼んで慕っている。他愛のない会話が大好きであり、いつもテンションが高い。家業を継ぐために巫女の修行をしている。
向ヶ丘 夏奈(むこうがおか かな)[4][5]
声 - 秋野花[5]
瑠依のクラスメイト。いままでずっと休学していたが、最近になって復学した。他人と話をするのが苦手で、メールを用いて会話をしようとする。常にショットガンを持ち歩いており、支配者に対抗する準備を欠かさない。

サブキャラクター 編集

渋谷 姫乃(しぶや ひめの)[4][5]
声 - 藤森ゆき奈
瑠依のクラスメイト。ファッション雑誌読者モデルを務めている。瑠依を好いており何度も言い寄るが、いつも振られている。
布施 鳴海(ふせ なるみ)[4][5]
声 - 山本兼平
瑠依の友人。喧嘩が強く、かつては荒れていた。しかし、瑠依に負けてからは暴力を控えておとなしくなっている。
ナイン[4][5]
声 - 桐谷華
国籍も性別も不明な人物。ときどき予言を告げては霧のように消えてしまう。
上与那原 桐(うえよなはら きり)[4][5]
声 - 相葉芙美
瑠依のクラスの担任。教育には情熱を注がないが、非常に強い愛国心を持っている。
鷹宮 伊知郎(たかみや いちろう)[6]
声 - 八神大輔
天満牛の分社の一つである牛々神社の神主。妻に先立たれており、男手一つで歩を育てた。瑠依の父親が生きていたころは、武道のライバルとして仲がよかった。
堤 佐知子(つつみ さちこ)[7]
声 - 上田朱音
瑠依が所属するクラスの委員長。規律を重んじる性格なため、教師からは信頼されているが、学生からはあまり人気がない。

用語 編集

(出典:[2][3][4][5]

黒の書(エピストゥラ)
ファウストという術師によって作られた、108ページからなる魔導書。持ち主の願いを叶えると伝えられている。250年前から所在が不明となっている。
支配者(レグナット)
黒衣の書によって人智を超えた力を手にした人間のこと。その異能力は願望や個体によって様々である。
解放者(テスタメント)
死神と呼ばれて恐れられている存在。黒衣の書を回収するために、人間を超えた存在から異能力を与えられた。
天満牛(アルデバラン)
支配者の存在が表に出ないように、人道的な手段を用いて彼らの管理をしている組織。解放者の支援も行っている。武道家や退魔師が多く所属している。支配者の多い、恒星の叡智教会は敵対勢力である。
恒星の叡智教会(ウィズダム)
黒衣の書を調査するために設けられた研究機関。世界各地に支部を持っている。目的を支配者の捕獲・研究としており、支配者を駆逐する解放者とは相容れない。

楽曲 編集

映像外部リンク
  『死神のテスタメント〜menuet of epistula〜』PV - YouTube
  『死神のテスタメント〜menuet of epistula〜』Special Compilation SoundTrack PV - YouTube
オープニングテーマ「Testament of Judgement」[8]
作詞:六花梨花、編曲Ben(gion-shoja/Rock'n'Banana) 、青葉りんご
エンディングテーマ「Reconstruction」
作詞:まももP、作編曲:まももP、歌:かわしまりの
挿入歌「Optatio」
作詞:まももP、作編曲:まももP、歌:Asha

スタッフ 編集

(出典:[9]

反響 編集

本作は美少女ゲームを販売しているGetchu.comにおいて、2012年2月に集計された美少女ゲームセールスランキングで6位にランクインした[10]。さらに同年上半期では47位を獲得したが[11]年間ランキングでは上位50傑外となった[12]。また、本作は同サイトで発表された美少女ゲーム大賞2012において各部門でランク外となった[13][14][15][16][17][18][19][20]

出典 編集

  1. ^ a b c 『死神のテスタメント ~menuet of epistula~』特集”. Game-Style. ビートニクス. 2014年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m DENGEKI HIME 2011年12月号 p. 144.
  3. ^ a b c d e f DENGEKI HIME 2012年4月号 pp. 140-141.
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o DENGEKI HIME 2012年1月号 pp. 104-107.
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o DENGEKI HIME 2012年2月号 pp. 124-127.
  6. ^ 鷹宮 伊知郎”. 3rdEye. 2014年5月11日閲覧。
  7. ^ 堤 佐知子”. 3rdEye. 2014年5月11日閲覧。
  8. ^ オリジナルサウンドトラック内小冊子より。
  9. ^ スペック”. 3rdEye. 2014年5月11日閲覧。
  10. ^ Getchu.com:2012年・2月セールスランキング”. Getchu.com. ゲインズ. 2019年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。
  11. ^ Getchu.com:2012年上半期 ゲーム・セールスランキング”. Getchu.com. ゲインズ. 2019年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。
  12. ^ Getchu.com:2012年 ゲーム・セールスランキング”. Getchu.com. ゲインズ. 2019年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。
  13. ^ 総合部門”. Getchu.com. ゲインズ. 2019年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。
  14. ^ シナリオ部門”. Getchu.com. ゲインズ. 2019年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。
  15. ^ システム部門”. Getchu.com. ゲインズ. 2019年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。
  16. ^ グラフィック部門”. Getchu.com. ゲインズ. 2019年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。
  17. ^ ミュージック部門”. Getchu.com. ゲインズ. 2019年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。
  18. ^ ムービー部門”. Getchu.com. ゲインズ. 2019年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。
  19. ^ キャラクター部門”. Getchu.com. ゲインズ. 2019年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。
  20. ^ エロ部門”. Getchu.com. ゲインズ. 2019年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。

外部リンク 編集