水磨溝区
水磨溝区(すいまこう-く、ウイグル語:شۇيموگۇ رايونى)は、中華人民共和国新疆ウイグル自治区ウルムチ市に位置する市轄区。ウルムチ市の中心的区域の一つで、総面積約278平方キロメートル、29の民族が居住し、人口約54万人[1]。
中華人民共和国 新疆ウイグル自治区 水磨溝区 | |
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紅山公園。道路の左側はサイバグ区 | |
略称:水区
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ウルムチ市の中の水磨溝区の位置 | |
中心座標 北緯43度48分 東経87度35分 / 北緯43.800度 東経87.583度 | |
簡体字 | 水磨沟 |
繁体字 | 水磨溝 |
拼音 | Shŭimógōu |
ウイグル語 | شۇيموگۇ رايونى |
ウイグル語ローマ字転写 | Shuymogu |
国家 | 中華人民共和国 |
自治区 | 新疆ウイグル |
地級市 | ウルムチ市 |
行政級別 | 市轄区 |
面積 | |
総面積 | 277.56 km² |
人口 | |
総人口(2019) | 54 万人 |
経済 | |
電話番号 | 0991 |
郵便番号 | 830017 |
ナンバープレート | 新A |
行政区画代碼 | 650105 |
公式ウェブサイト: http://www.xjsmgq.gov.cn/ |
地理
編集水磨溝区はウルムチ市の北東地域にあり、ジュンガル盆地の南端に位置し、天山山脈ボゴダ峰の西側北嶺に当たる。現在この区画は、南は江山路で米東区と天山区と接し、南東は達坂城区と接し、西は河灘高速道路とサイバグ区と新市区に接しており、北と東は米東区と接している。
歴史
編集この近辺は秦代から西漢初期、車師の頃から遊牧民の地域であった。西漢王朝の宣帝が神爵2年(紀元前60年)に「西域」を統括する西域都護を烏壘(タリム盆地のチャーディル近辺)に設置し、現在の水磨溝区の地域も正式に西漢の版図に入った[2]。
唐代には水磨溝区は輪台県(ブグル県)に属し、安西大都護府の管轄であった。明代はモンゴル族系オイラトの一部族ホシュートや、ジュンガルがこの地を治めていた。その後清代になって清がこの地域を隷属し、迪化州、迪化府、迪化県の管轄となり、現在の六道湾、七道湾の辺りが開拓された[2]。
中華人民共和国成立後、迪化市、その後ウルムチ市となった。1956年にウルムチ市五区とウルムチ県一区の一部が合併し、水磨溝工鉱区が設立された。1969年には八道湾鎮が水磨溝工鉱区に併合された。さらに同年、水磨溝工鉱区は水磨溝区に改称された[2]。
観光
編集- 南湖人民広場
- 水磨溝風景区:水磨溝公園
- 紅山公園
行政区画
編集15街道を管轄:
- 街道弁事処:水磨溝街道、六道湾街道、八道湾街道、葦湖梁街道、新民路街道、南湖南路街道、南湖北路街道、七道湾街道、楡樹溝街道、石人子溝街道、水塔山街道、華光街街道、竜盛街街道、振安街街道、河馬泉街道