泡の巻橋

泡の巻橋（あわのまきはし）は、福島県喜多方市にある道路橋である。

泡の巻橋
基本情報
国	日本
所在地	福島県喜多方市
交差物件	阿賀川
用途	道路橋
路線名	福島県道61号塩川山都線
管理者	福島県喜多方建設事務所
竣工	1994年（平成6年）
座標	北緯37度36分45.4秒 東経139度48分8.4秒
構造諸元
形式	ラーメン橋
材料	プレストレストコンクリート
全長	177.000 m
幅	11.500 m
最大支間長	87.800 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式

概要

• 全長：177 m
  • 主径間：87.8 m
• 幅員：6.5（10.5）m
• 形式：2径間PCT型連続ラーメン橋
• 竣工：1994年

喜多方市南部を流れる阿賀川に架かり、福島県道61号塩川山都線（福島県道336号熱塩加納会津坂下線重用区間）を通す。北詰は慶徳町山科字小田高原、南詰は慶徳町山科字巻に位置し、橋の南側に県道336号が分岐する交差点がある。橋上は上下対向2車線で供用されており、片側に歩道が設置されている。当橋梁が位置する箇所は3 kmに渡り瓶口状に蛇行する阿賀川の間に挟まれた陸地であったものを、全長160 mにショートカットするために1921年より工事が行われ1933年に開通した泡の巻捷水路による新河道である。

沿革

• 1919年 - 洪水被害軽減のため蛇行部の開削が福島県により事業化される。
• 1921年 - 国の直轄工事となり、泡の巻捷水路が着工される。
• 1930年8月 - 無補剛桁の吊橋として初代橋梁がかけられる。1934年に落橋。
• 1933年 - 捷水路開通。地すべりや戦局の激化に伴い以後の河道拡幅等の工事は中止される。
• 1963年12月 - 先代の橋梁が開通。
  • 全長：101.3 m
  • 幅員：5.5 m
  • 形式：鋼下路式ランガー桁橋＋単純活荷重合成鈑桁橋
• 1983年：前年9月に発生した台風による洪水被害を契機として、狭窄部改修事業が再開される。
• 1994年：旧橋の老朽化、および大型車のすれ違いが不可能な幅員狭小の解消のために現在の橋梁に架け替えられる。総工費は12億5656万1000円
• 1998年：泡の巻の改修事業が完成する。

近隣

• 泡の巻公園

出典

• 阿賀川下流狭窄部改修工事の概要 (PDF) - 国土交通省北陸地方整備局