波七型潜水艦
概要
編集ヴィッカース社のC1型及びC2型に改良を加えた潜水艦。第一次世界大戦でのドイツ潜水艦の活躍を聞き、攻撃力アップのため外装魚雷発射管を艦上に2基設置した。また潜舵の位置を変更するなど上構が若干変更されている。その他の性能はC1型及びC2型とほとんど変わらない。
1916年(大正5年)及び1917年(大正6年)に竣工。竣工時の名称は第十六潜水艇及び第十七潜水艇。竣工時は潜水艇に類別(等級はなし)。1916年(大正5年)8月4日、二等潜水艇に類別、1919年(大正8年)4月1日、三等潜水艦に類別。その後波号第七潜水艦及び波号第八潜水艦と改称された。1929年(昭和4年)除籍。この潜水艦が建造されてから太平洋戦争に至るまで、300トン前後の小型の潜水艦は建造されなかった。戦果戦歴ともになし。
同型艦
編集参考文献
編集- 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』(光人社、1990年) ISBN 4-7698-0462-8
- 海軍歴史保存会『日本海軍史』第7巻、第一法規出版、1995年。
- 『官報』