泣きながら
「泣きながら」(なきながら、原題:Llorando se fue)は、フォルクローレの代表的な曲の一つ。
概要編集
1981年発表の曲である。ボリビアのフォルクローレのグループ、ロス・カルカスのメンバーだったウリーセス・エルモーサ(Ulises Hermosa)の作詞・作曲による。原題の意味は「泣きながら、あなたは去った」である。歌詞の内容は、失恋した人の独白である。元々の歌詞はスペイン語である。ロス・カルカスの初期の代表曲であったが、後に別グループによって、世界的認知度が高まる。
フランスのグループでブラジル人を中心とする楽団のカオマ(Kaoma)が、著作権者の許可もなく、アップテンポ調の編曲でポルトガル語の歌詞をつけたものが、"Chorando se foi"(泣きながら、あなたは去った)という題名でヒットし、ランバダの曲として世界的に知名度を高めた。著作権侵害問題では、ロス・カルカス側が提訴し、カオマ側が著作権料を支払うということで決着している。
日本では、麻木かおるの訳詞によって「ランバダ」と題して石井明美がカバーした。1990年3月23日・5月4日・8月10日にテレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』にて歌唱した。