涙のドライヴ
「涙のドライヴ」(なみだのドライヴ)は、1968年3月15日に発売された弘田三枝子のシングル(規格品番:P-10)。
「涙のドライヴ」 | ||||
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弘田三枝子 の シングル | ||||
A面 | 涙のドライヴ | |||
B面 | さざ波のバラード | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチシングル盤 | |||
ジャンル | ポピュラー・ソング | |||
時間 | ||||
レーベル | 日本コロムビア | |||
作詞・作曲 |
橋本淳(作詞) 筒美京平(作曲) | |||
弘田三枝子 シングル 年表 | ||||
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解説
編集チェンバロ、グロッケン、管と弦のユニゾンにハープが絡む美しいアレンジは「渚のうわさ」の流れを汲み後のいしだあゆみや南沙織、小林麻美などの女性アーティストへ引き継がれる[1]。ト長調である。
本作の詩世界は後の小林麻美「初恋のメロディー」の下敷きとなっている(作詩はいずれも橋本淳)[1]。
B面曲「さざ波のバラード」は、歌唱力を生かしたハ短調のロッカバラード。江藤勲をはじめとするジャズ畑のミュージシャンが作り出す当時のサウンドは、ピック弾きのパーカッシヴな音やR&Bの独自の解釈によるフレーズのベースとブラシで演奏するオカズの多いドラムで独特のノリを生む[1]。4⁄4拍子で記譜すると三連符を多用せねばならないため、12⁄8拍子で記譜されることもある。
オリジナル7インチシングル盤歌詩カードには、詩と共にA・B面曲各々のメロディー譜が印刷されている[2]。
当初、「渚のうわさ」「枯葉のうわさ」に続く “うわさシリーズ” として「春風のうわさ」と云う作品が1967年に録音されたが、リリースされたのは本作であった。これは〝単に「涙のドライヴ」の完成度が高かったため発売を見送ったのでしょう〟と当時の担当ディレクターであった東元晃の証言による[3]。お蔵入りとなっていた「春風のうわさ」は録音から36年後の2001年、CD-BOX『弘田三枝子・これくしょん マイ・メモリィ〜ミコより愛をこめて』に収録され日の目を見た[3][4]。
収録曲
編集※原出典においては「作詞」が「作詩」と表記されている。
- 涙のドライヴ [03:06]
- さざ波のバラード [03:05]
演奏者
編集スタッフ
編集- 制作担当:東元晃