阿給(アーゲイ、中国語: 淡水阿給)は、台湾新北市淡水区料理。名称は、日本語の「油揚げ」(中国語: 阿布拉阿給)に由来する[1]

阿給
アーゲイ
淡水阿給
種類 軽食
発祥地 中華民国の旗 中華民国
地域 新北市淡水区
関連食文化 台湾料理
考案者 楊鄭錦文
誕生時期 1965年
主な材料 油揚げもしくは厚揚げ春雨すり身
類似料理 いなり寿司
テンプレートを表示

油揚げ[1]もしくは厚揚げ[2]春雨を詰め、魚のすり身魚漿)でとじる。これを蒸して出汁、ソースをかけて食する[1][2]。詰め物の春雨は、炒めたり[3][1]、味付けをする[2][3]といった手間をかけ、出汁やソースの味が染みこむ[1][2][3]。ソースは甘辛[1]、ピリ辛などとされるが[2]、必ずしも辛いものに限定されない[3]

1965年に楊鄭錦文により開発された料理で、日本人が油揚げで食物を包んでいたこと[注 1]、余った食材の有効利用が結びついて創作された[3][5]

  1. ^ 当時淡水には日本人が居住しており、豆腐屋が多かった[4]

出典

編集
  1. ^ a b c d e f 阿給”. 新北市政府観光旅遊局. 2018年8月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e 淡水名物の老舗 原來的老店 老牌阿給”. マジカルサイト (2009年11月26日). 2018年8月8日閲覧。
  3. ^ a b c d e 味蕾 (2013年10月17日). “【美食典故】阿給的由來”. 大紀元. 2018年8月8日閲覧。
  4. ^ 淡水名物 アゲ&巨大ソフト進化系”. マジカルサイト (2006年7月4日). 2018年8月8日閲覧。
  5. ^ 范綱武 (2008年3月5日). “淡水地区の「阿給」”. 大台湾旅行ネット. 2018年8月8日閲覧。

外部リンク

編集