済海寺

東京都港区三田四丁目にある浄土宗の寺院

済海寺(さいかいじ)は、東京都港区三田四丁目に存在する浄土宗寺院本尊阿弥陀如来江戸三十三観音札所の第26番札所である。札所本尊は亀塚正観世音菩薩。正式には周光山長寿院済海寺(しゅうこうざん ちょうじゅいん さいかいじ)という。

済海寺
聖坂より
所在地 東京都港区三田四丁目16番23号
位置 北緯35度38分37.4秒 東経139度44分29.3秒 / 北緯35.643722度 東経139.741472度 / 35.643722; 139.741472座標: 北緯35度38分37.4秒 東経139度44分29.3秒 / 北緯35.643722度 東経139.741472度 / 35.643722; 139.741472
山号 周光山
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 1621年元和7年)
開基 念無聖上人、牧野忠成
正式名 周光山 長寿院 済海寺
札所等 江戸三十三観音札所 第26番
文化財 木造阿弥陀如来坐像(港区文化財)
法人番号 6010405001330 ウィキデータを編集
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都旧跡・最初のフランス公使宿館跡

地理

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亀塚公園の隣に位置している。『更級日記』に登場する皇女と武蔵国の武士との恋愛物語である竹芝伝説の「竹芝寺」の跡地に位置する。

歴史

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1621年元和7年)牧野忠成と念無聖上人によって創設された。越後長岡藩藩主家牧野家伊予松山藩主家松平家およびその定府家中が江戸での菩提寺として使用した。松山藩から1500坪の領地を受ける。松平家17代目までの遺体を土葬している。1859年安政6年)にフランス総領事館となり、2年後には公使館となって1874年明治7年)まで続いた。現在は最初のフランス公使宿館跡として碑が境内に残されている。

1982年に、済海寺にある旧越後長岡藩主家牧野家墓所の悠久山への改葬が行われるが、鈴木公雄を団長とする済海寺遺跡調査団による緊急遺骨調査が行われた。

アクセス

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参考文献

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  • 済海寺遺跡調査団(団長鈴木公雄)「港区三田済海寺 長岡藩主牧野家墓所発掘調査報告書」(1986年・東京都港区教育委員会)